オフィーリア→ミシェル


時の砂はゆっくりと空へと舞い、浮かび、漂って、落ちる。
そんなただ繰り返すだけの空間に彼女―――オフィーリアは居た。
しかし、その様子は普通ではない。
「は…っ、ぁん…んぅ」
明らかに乱れ、色で例えるならそう…桃色な吐息が辺りの白い壁に反響し厭らしさが増す。
大きく開かれた衣服の胸元から差し込まれた自らの腕で弄られ、捏ね回された乳首は赤く充血し硬く尖っていた。
胸の突起を弄るだけ。ただそれだけで襲ってくる快感は確かに快感であるのに、それだけでは達することが出来ない。
じれったさで内股を擦り合わせると、揺れた身体と共に跳ねた布地が胸の頂を擦り上げる。
思いもよらなかった快楽に、オフィーリアは堪らず高い声をあげた。
「ひっ…ぁ、あ…!!」
そしてその瞬間、一瞬だけ蘇った理性が考えさせる。
…―――何故こんな事をしているんだろう。
こんな、淫らな―――…
本当は逢いに行きたいのに。この身体に触れて欲しいのに。同じ時を過ごしたいのに。
最初の一歩が踏み出せなくて、戸惑っている。
それでも瞳を閉じると真っ先に浮かぶ彼の笑顔を恋い焦がれて自慰を続けた。
そうしているとまるで、彼に行為をされているような気がしたから。
―――あるはずもない彼の温もりを、感じるような気がしたから。

「…ん、ぁ、く…ぅん、っ!」
胸元で開かれた部分を更に大きく広げ、その手で下へ下へと撫でていく。
既に愛液が溢れ濡れそぼった感覚は指から伝わった。同時に、快感も。
陰唇を軽く撫で、芽に触れる。
焦らした分だけ感じてしまう快感に身体ごと全て呑まれてしまいそうで、思わず喘ぎ声を下唇を噛み殺す。
けれど身体は正直で次の快感を求めていて、細い指は芽を押しつぶすようような動きを繰り返した。
「あっ…ぁ、あー!み、ミシェ…ル…ぅ…!!」
こんなにも求めるのは、彼の声、彼の身体、彼の温もり。
無意識のうちにオフィーリアは彼の名を呼んでいた。
呼んだところで彼が来る訳でもない。快を求めるこの身体が満たされる訳でもない。
判っては、いるのに。
「ミ、シェ…んあ、あ!ミシェル…っ!!」
内股気味の足が震える。絶頂が近い証拠だった。
うわ言のように彼の名を呼ぶ彼女の瞳は快楽に侵されて何処か虚ろだ。
それなのに、どうしてか、とても綺麗だった。
「あ、あ、ミシェっ…あ―――っ!!」
華奢なオフィーリアの身体が大きく震え痙攣し、絶頂を迎え入れる。
肩で呼吸しながら身体から力が抜けていくような感覚が妙に眠気を誘い、自然に瞳を閉じる。
瞼の裏に思い描かれた彼の笑顔はやはり変わらなくて、何故かは判らないけれど、虚しくて一筋の涙が零れた。
…―――こんなにも、愛してるのに。

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