MZD×さなえちゃん


13回目のポップンパーティーも終盤にさしかかり、最高の盛り上がりを見せていた。
パーティーの主催者、MZDは満足気にその様子を眺めていた。

さなえはどうしているだろうか。ふと気になって人ゴミの中に視線をさまよわせる。

居た。
何やら新参者のタローを引き連れ、救護室へと向かっている様子だった。
大方、暴れすぎて怪我でもしたのだろう。
優しいさなえの事だから、自ら怪我の手当てを申し出たに違いない。
だが…。

パーティー会場から姿を消した二人が、というより、さなえの事が気にかかり、MZDは後を追う事にした。


その頃、救護室では。

「はい、出来ました」
「ありがとなっ!さなえちゃん」
笑顔全快で礼を言うタローに、さなえも柔らかな笑みで返した。
「ちょっと血が出ていたけど、かすり傷で良かったですね」
そうして救急箱に道具をしまい、気を付けてくださいねと微笑んだ。

そんなさなえの様子を見て、タローはニカッと笑ったかと思うと、さなえの頬にチュッと音をたててキスをした。
さなえの顔は一気に赤く染まり、口をパクパクさせている。

「本当ありがとな!」
「あ…あの…」
慌てるさなえに構わずタローはさなえの手を取った。
「な、良かったら携帯番号聞かせてよ。俺…」
言いかけたところで、後ろから妙な殺気を感じた。

恐る恐る振り返ると、そこには冷たい笑みを浮かべたMZDが佇んでいた。
固まっているタローの手からさなえを奪い取り、引き寄せていきなりキスをした。

「っ!?」
さなえは戸惑い、少しもがいた。そんなさなえに構わず、MZDは更に深く口付ける。

「んっ…」
舌を侵入させ、さなえの舌に絡ませる。
「ふっ…ぅ」
タローはただそれを唖然と見ていた。

「はぁっ…」
やっと解放されて、息をついたさなえは力なくズルズルとその場に座りこんだ。

MZDはタローの方へと向き直ると、殺意のこもったような微笑みを浮かべてこう言った。

「さなえは俺のもんだ。手ぇ出したら…殺す」
タローはただコクコクと頷き、扉も閉めずに足早にその場を去って行った。
「失礼しましたー!」

パタパタと足音が遠ざかって行く。

「さなえ、大丈夫か?」
言われてさなえはようやく我に帰り、ヨロヨロと立ち上がった。
「ど、どうしてあんな…」
さなえは真っ赤な顔でうつむいて言った。
「ああでもしないと、わからないだろうからな」
「でも…でも私は…」
「ん?」
「私は…貴方のことしか…見てないです」
「さなえ…」
MZDはさなえを引き寄せ、抱きしめた。優しく抱きしめられて、さなえは安心したように身を任せた。

「でもな」
「え?」
「お前にその気が無くても、相手が強引に迫ってきたらどうする?」

どう答えたら良いかわからず、さなえは口ごもる。
「こんな風に…」
「…えっ」
言いながらさなえの両手首を掴み、壁に押し付けた。

「こんな風にされたら抵抗できるのか?」
「そ、それは…んっ」
さなえに何か言う間も与えず、唇を塞ぐ。

先程よりもしつこく舌を絡ませ、強く吸い上げる。
「ふぁっ…」
背筋がゾクゾクとして、さなえは身をよじらせた。

こんな風に乱暴にされたのは初めてで、さなえは戸惑いを隠せなかった。

(どうして…?)

でも、思考が上手く回らない。深く考える事もできず、されるがままになっているしかなかった。

耳から首筋へと順に舌を這わせていく。
「…っ」
くすぐったいような、変な感覚にさなえはギュッと目を閉じて耐えていた。

さなえがすっかり抵抗する力を無くしているのを感じて、MZDは手首から手を離した。
代わりに片方の腕をさなえの腰に回し、舌を這わせたままブラウスのボタンを一つずつ外していく。

ワンピースのファスナーもいつの間にか下げられて、さなえの白く綺麗な肌が露わになっていく。
服の上から胸をやわやわと揉み上げると、さなえが小さく声を漏らした。
「あっ…や…っ」


「待って…ください…。はぁっ…」
乱れた呼吸を整えながら、必死で声を出す。

「誰かが来たら……あっ!」
固くなってきた突起の部分をクリクリと刺激され、さなえの体がビクッと跳ねた。

MZDは答えない。
誰にでも優しいのはさなえの良いところだし、自分もそんなさなえが好きだ。
だけど自分以外に優しくするさなえを見ているのは、もう我慢の限界だった。
こんな子供のような嫉妬心に支配されるのは初めてだった。
さなえの前では子供のようになってしまう。甘えたくなる。

誰にも渡さない。渡したくない。
こんな風に勢いに任せてさなえを抱くのは、彼女を傷付けるだけかもしれないとも思う。
しかし、初めて直に触れるさなえの肌に、段々と気持ちは抑えられなくなっていく。



ワンピースはすでに足下までずり落ちていた。
胸から手を離し、今度は白い太股へと手を伸ばす。

スッと撫で上げると、それだけでさなえの体かびくりと動いた。
「はぁっ…ん…っ」
大分敏感になっているようだ。

さなえを支えていた腕を腰から離すと、完全に力が抜けていたさなえは床にペタリと座りこんでしまった。
MZDも共にしゃがみこみ、さなえの足を開かせた。

下着の中へと手を忍びこませようとした、その時。

ドゴッ!!

MZDの頭に衝撃が走った。
「ぐ…っ」

「さなえちゃんに何すんのよー!!この、ど変態!!!!!」

「リ、リエちゃん…?」
涙を浮かべて怒りにワナワナと震えるリエを見て、さなえはハッとした。
見られてしまった恥ずかしさと、あまりの痛みに頭を押さえ込んでいるMZDが心配なのとで頭の中は大混乱だった。
「さ、今のうちに服着て!」
驚きのあまり動けないでいるさなえにさっさと服を着せ、外へと連れだしてしまった。

「もう大丈夫!リエがちゃんと守ってあげるからっ」
「リエちゃん…ち、違うの…」
「何が違うの?さなえちゃん、泣いてるじゃない
リエに言われて、自分の目に溜った涙に初めて気が付いた。
「あ…」
MZDの事はとても好きだ。
まだキスまでしかしていなかったけれど、いつかあんな風に肌を重ねる日が来るであろう事は覚悟していた。
そのはずなのに…。

意地悪だけど、本当は優しいMZD。
だけど今日は…。
「いつもと違うかったの…何だか怖かった…」
うつ向いて蚊の鳴くような声でさなえはぽつりと言った。
「さなえちゃん…?」
「ううん…何でもないの。それより…」
「MZDのことならほっとけばいいよ!神なんだからあれぐらいどうってことないはずだし。今行くとまた変なことされちゃうよ!」
それでも未練ありげに救護室の方を見ているさなえの腕を掴み、強引に引っ張っていった。


「はぁ…。痛ってーなー、リエのやつ」
頭を擦りながら、MZDは床にあぐらをかいて座りこんでいた。
リエはさなえの事になると鬼の様な恐ろしさをみせる。
MZDも幾度となく危険な目にあってきた。
「でもま、ちょっと助かったかもな…」
大きく伸びをして、その場に仰向けに寝転がる。
「ごめんな…さなえ」
届くはずの無い言葉を、MZDは知らず知らずのうちに呟いていた。

あの出来事があった後、ポップンパーティーが無事に終わった後も、MZDは一度もさなえに会っていなかった。
いつもなら、会いたいと思えば躊躇わずにさなえのもとへと向かっているはずだ。

さなえの身を案じて片時も離れないリエだって、気にせずなんとかする事だって出来る。
ただ…。

「どの面さげて会いに行きゃあいいんだよ」

さぞかし驚いた事だろう。
「いくら好きな奴だっつってもいきなり襲われたらなぁ…。男の欲望剥き出しってやつ?」

さなえはそんなものとは無縁なように見える。
それに、真っ白で純粋な、そんな崩せないさなえの何かを滅茶苦茶にしてしまわないようにと、大事にしたいと思っていたのに。
「どだい俺には無理だったって訳か?」

とりとめも無い独り言を、影だけがユラユラと浮かんでは聞いていた。
とにかく、こうしていても埒があかない。
ふと思い立って、座っていた椅子からパッと立ち上がる。

「ちょっと出かけてくる。お前は付いてくんなよ?」

従順に頷いた影を残し、MZDはさなえのもとへと向かった。

「今の時間なら家に居るはずだな」
しょっちゅう会いに行っているだけあって、ある程度さなえの行動パターンは把握していた。

夕焼けに赤く染まる空を、MZDは急いで翔て行く。


さなえの独り暮らしのマンションの扉の前で立ち止まり、MZDは少し考え込んでいた。

「考えりゃまともに玄関から入った事なんて無かったな…」
飛べるのを良い事に、窓から訪ねたりしていたのだった。

「ま、考えてる場合じゃないな」
とりあえず正攻法で、インターホンを押してみる事にした。

ピンポーン

お約束の音が鳴り響いたところで、インターホンからさなえの声が聴こえてきた。

『はい』
「あー…、俺。MZD」
『あ…。ちょっと待っててくださいね』

すぐに玄関の鍵がカチャリと開く音がした。
扉が開き、さなえが顔を出した。
「こんにちは」
「よお…」

正直、渋い顔をされるのかもしれないと思っていた。
でも、さなえはいつも通り笑顔で出迎えてくれた。

「どうしてるかと思ってな。最近会ってなかっただろ」
自分でも悔しい程にわざとらしいと思った。わざわざ理由付けなんかしなくても構いはしないのに。
今まではただ会いたい。それだけでさなえのもとへと赴いていた。
思い返せば、それも随分不躾な行動だったように感じてしまう。

(何だ…?何か俺、おかしいな)

いつだって自信満々にやってきた。
神であるが故のそんな振る舞いを、何の疑問も持たずにやってきた。

なのに…。

「どうかしましたか?」
ふと気が付けば、さなえが心配そうに顔を覗き込んできていた。

「ん、何でもない。家…上がっていいか?」
「もちろんです。どうぞ、入ってください」
安心したように微笑んで、さなえはMZDを招き入れた。

「今、お茶を入れますね」
座って待っていてくださいと言われて、その通りにテーブルの前へと座り込んだ。

さなえがお茶の準備をして戻ってきた時も、MZDはただ静かに座っているだけだった。
いつもと違う様子に、MZDがこの間の事を気にしているのがさなえにも伝わった。
さなえ自身も、あの時の事を気にかけていない訳ではなかった。
だからこそいつも通りに振る舞おうと、変わらない態度でMZDに接していた。


自分が何も言わないだけでこんなに静かなものなんだな、とMZDは改めて実感した。
思えばさなえはいつも自分の話に頷いて、相づちを打っていた。
さなえの話をじっくりと聞いた事なんてあっただろうか。

何から言えばいいのか、それもわからないまま黙りこくっていると、さなえの方から話を切り出した。

「あの…頭はどうですか?あの…リエちゃんの…」
気まずそうに言うさなえに、何の事を言っているのかすぐに理解した。
「ああ、別に。あれぐらい何ともねぇって。心配すんな」
自分の頭をポンポンと叩いて平気だということを主張する。

見事に決まったリエのかかと落とし。
実際、あの時は頭蓋骨が割れるかと思ったのだが。

「良かった…。私、心配で…」
ホッと息をついてやんわりとさなえは微笑んだ。

「……」
「……」

そこからまた、沈黙が続いた。
さなえは落ち着かなげに紅茶を何度も口に運んでいる。

そこでMZDはやっと気付いた。
普通に振る舞っているように見えても、やっぱりさなえはあの時の事をかなり気にしている。
そう思うと、言いようの無い不安に襲われ始めた。

グルグルと色んな考えが頭を駆け巡る。

自分は怖がっているのだろうか。この少女に嫌われてしまう事を。
(そんなもん当たり前だろ。好きなんだから)

だが…。理屈ではわかっていても自分がそんな気持ちを感じるなんて思いもしなかったし、今までもそうだった。
いや、気付かない振りをしていただけだったのかもしれない。

それに気付いてしまえば、自分の中の何もかもが壊れてしまいそうだった。

気まぐれにこの世界を作り、何万年、何億年も生きてきた。
始まりなど忘れてしまう程に。
永い、永い時を神として。
そんな風に生きるには、余計な感情など捨て去ってしまわなければいけない。
悲しみや、寂しさ、恐れなどというものは。


もう、どうすれば良いのかさえわからなくなってきた。
MZDはぼんやりと虚ろな目でさなえを見た。
そしておもむろにこう切り出した。

「さなえ…俺の事、嫌いになったか?」
「どうしてですか…?」
「…俺は自分勝手で、お前はそんな俺にいつも合わせてくれてた。お前の優しさにつけこんでワガママばっか言ってた」
さなえは静かに首を振った。
それでもMZDは更に話し続ける。
愚かだった自分を悔いる様に。

「ガキみたいに嫉妬して、誰かを…お前を傷付けて。俺みたいな奴は神失格だよな」
いつになく弱気な事を言うMZDは、その少年のような姿のせいだけではなく、本当に寂しそうな…まるで一人ぼっちの子供のように見えた。
その時、さなえはMZDの中に渦巻く悲しみや寂しさが見えるような気がした。

「お前の側にだって、居る資格なんて無いのかもしれない」

うつ向きながら言うMZDの手を、さなえは優しく包みこんだ。
それは、とても暖かい手だった。
「どうか…そんな事を言わないで…貴方の全てを私に見せてください。悲しい気持ちも、憤りも、もちろん嬉しい時だって」
MZDは顔を上げ、さなえを見た。
さなえの表情はとても優しくて、懐かしいような泣きたくなるような、そんな不思議に暖かいものだった。
「私に全てを受け止められるかはわからないけど…それでも…それでも大好きな貴方の為に、自分に出来ることは全部やりたいんです」

神という存在は、ちっぽけな少女に過ぎない自分には大きすぎると、そう思っていた。
本当は不安だった。

でも、MZDが大好きだという気持ちにだけは嘘は無い。
自分を求めてくれているMZDの気持ちも、痛いほどに伝わってくる。

だから、例え受け止めきれずにこぼれ落ちてしまったとしても、それでもいい。
自分に出来ることが一つも無いなんてもう思わない。
ただ真っ直ぐに想い続けようと決めた。

「一つ、ワガママを聞いてくれますか?」
遠慮がちに言うさなえに、MZDはただ頷いた。
さなえの意外な言葉に少し驚いたけれど、願ってもいない事だった。
自分がさなえにしてやれる事があるなら喜んでするつもりだ。
しかし、よほど言いにくい事なのか、さなえはとても躊躇っているように見えた。
やがてゆっくりと口を開いた。

「私の前では…神様じゃなくて、ただの…一人の人間として居て欲しいんです…」

とんでもないワガママだと、自分でも思う。
それでも、神という重荷を背負って苦しんでいるように見えるMZDを少しでも楽にする事が出来たならと、そう考えたから。
それすら自分の勝手な思い込みかもしれないけれど。

「何でだよ」
「え…」
「そんなワガママ…お前の為じゃない、俺の為にじゃねぇか…」
やりきれない思いで、どうにか言葉を吐き出した。

「違います…私の為です。貴方が苦しいのは私も嫌だもの」

「馬鹿だな…」
「馬鹿でも…構いません」
真っ直ぐな瞳でそう言い放つ。

「ほんとに馬鹿だ。知らねぇぜ?俺の事が嫌になろうが、うっとおしくなろうが、死んでも離さない」
それでもさなえは頷いた。

保証なんて一つも無い。
人の気持ちは移ろうものだから。
だけど…どこまでも優しい愚かなこの少女の、この真っ直ぐな心を。
それを信じてみようと、そう思う。

「さなえ…」
「はい」
包み込んでくれたさなえの手をほどき、代わりにその暖かな胸に顔を埋める。そうして背中に手を回し、きゅっと抱きしめた。

「ずっと…側に居てくれ」
答える代わりに、さなえはそっとMZDを抱きしめた。

「代わりに、私の全部を貰ってくれますか?」
MZDは顔を上げ、さなえの目を見た。

「私の悲しみも喜びも、自分勝手な思いも…全部受け止めてください」

ふっと微笑んで、MZDは頷いた。
「うん。全部…くれ」

そして、ゆっくりと唇を重ねた。

いつの間にかさなえの瞼ににじんだ涙に、額に、頬に。順番に口付けていく。


もう一度、さなえの柔らかな唇へとキスを落とす。
ゾクゾクとする程の気持ちを、さなえへの愛しさを、全て伝えられるようにじっくりと唇を重ねた。

唇の端から端までを舌でなぞる。
「んっ…」
くすぐったかったのか、さなえの口から小さな声が漏れた。

一度顔を離し、目を見つめながら想いを込めて呟く。
「さなえ……好きだ。愛してる…」
そしてまた唇を重ね、徐々に舌を侵入させていく。

「ふぁ…ん…っ」
さなえの舌の柔らかさ、暖かさを存分に堪能し、やっと唇から離れると待ちきれなかったかのようにさなえが言った。

「はぁ…私…も、私も貴方の事が好きです…大好きです」
紅潮した頬と潤んだ瞳でそう告げるその様子に、堪らなくなってさなえを床へとゆっくり押し倒す。そしてまた、深く口付けた。

さなえの波打つ髪がふわりと香る。
頭を優しく撫でて、それからゆっくりと服を脱がせていく。

さなえの、その細い体に似合わない豊かな胸が晒される。
片方を手で優しく撫でるように、もう片方にはそっと口を付けて愛撫する。

「あぁ…っやぁ…」
堪えきれずにさなえが声を上げた。
羞恥心からか、目元を手で覆いながらじっと耐えている。

痛くないようにと配慮しながらも、胸の形が変わる程クニュクニュとこねるように撫で回す。
口の方では、徐々に固くなってきた突起の部分を飴を舐めるようにねっとりと攻めたてる。

「んん…んっ」
さなえは声が出ないようにと必死に耐えていた。
苦しそうに息を吐き、今度は口許を手で隠して声が漏れないようにと頑張っている。

波打つように上下する胸。
さなえが感じているのがよくわかる。
更なる刺激を与えようと、今度は音をたてて吸い付く。

「ひゃっ!?あぁっ」
ビクッとさなえの体が跳ね上がった。

「やっ…まっ…て…ふぁっ!」
チュクチュクと音をたて、更に強く刺激を与える。

「はぁ…っ…さなえ、気持ちいい?」
「そん…んぁ!…はぁっ」
問いつつもペロペロと胸を舐め続ける。
もちろん、もう片方の胸も手で撫で回し、絶え間無く刺激を与え続けている。
さなえは答える事もできないまま、ただ声を上げて身をよじらせていた。

(胸が弱いんだな…)

さなえの敏感に反応する様を見て、一人心の中で呟く。


「さなえ、すげぇ可愛い…。もっと声出してもいいんだぜ?」

「恥ずか…しい」
小さく首を振って力無く答えた。
今や顔だけではなく体全体がほんのり汗ばんで、さなえの白い肌はうっすらとピンクに色付いていた。

「下の方…触るな?」
念の為に一度確認してみる。
するとさなえは、顔をこれ以上無いほどに赤くしてこっくりと頷いた。


下着を脱がせて、さなえの秘部へと手を伸ばす。
われ目からはすでにトロトロとした液体が溢れ出していた。

指を当てがい、ヌルリとした感触を楽しむようにわれ目をなぞる。

「ふっ…ぅん…」
「さなえ…わかるか?ここ、ヌルヌルしてる」
耳元まで顔を近付けて囁く。

「は、はい…。あっ」
指を一本、さなえの膣内へと侵入させる。

「いっ…ぁ」
内部を少し掻き回すようにすると、痛みを感じたのかさなえの体がぎゅっと縮こまる。
それでも、2本、3本と指を侵入させてクチュクチュと動かしてみせる。

「んっ…やぁ…」

「ちょっと我慢してくれな…。最初は痛いけど、すぐに気持ち良くしてやるから」

そのまま、ゆっくり、ゆっくりと指を深く入れていく。

「ひぅ…ん」

さなえの膣内は、狭く締め付けてくる。
痛くないようにゆっくり抜きさしをして、少しずつほぐしていく。

「はあぁ…ん」
それを繰り返していくうちに、気持ち良くなってきたのか、さなえから甘い声が漏れ始めた。

きっと自分で触った事すら無かったのだろう。
それでも、少しずつ昇りつめていくさなえの快感の波をさらに高めようと、再び空いている手で胸を揉み始めた。

「やっぁ…MZ…Dさ…っふぁ」
訳のわからない感覚がさなえを襲い始める。
自分はどうなってしまうのか、でも何も考える事ができない。

「あっ…もう…だめぇ!」
さなえの体がビクビクと痙攣し、やがて力無くくったりとなる。

「はぁ…はぁ…」

さなえはぼんやりとした表情でMZDを見た。
しかし、急に恥ずかしくなったのか突然目をそらした。
MZDは、そんなさなえの頬にそっとキスをして小さく笑った。

「可愛い」
そう言うと、フルフルと首を振って、また手で顔を隠してしまった。
MZDはさなえの手を優しく掴んで、隠すのをやめさせた。
そして額をくっつけあい、目を見つめながらこう言った。

「な…。入れてもいい…?」
何をかはもう聞かなくてもわかっていた。
「はい…」
覚悟を決めて、さなえもMZDの目を見つめ返した。

もう一度だけキスをし、それからズボンを下ろして自身のモノを取り出した。

すでに固くなっているそれを、われ目へと当てがう。
その間もさなえはずっと目を閉じていた。

「いくぞ…」
さなえは小さく頷き、MZDの服の袖をきゅっと掴んだ。

ゆっくりと入れていくと、さなえの膣内がぎゅっとMZDを締め付けてきた。
充分に濡れているし、先程慣らしておいたおかげか思ったよりも入りやすかった。

「うぁ…あ」
それでも辛そうに顔をしかめるさなえの目に、うっすらと涙がたまっているのが見えた。
相当我慢しているのがよくわかる。
「さなえ…大丈夫か?辛ぇなら…」
「いい…んです…続けてください」
小さく喘ぎながら、無理に微笑んでみせる。

「貴方に…き…気持ち良くなって欲しい…から」
目を閉じて、恥ずかしそうにそう告げた。

「ごめんな…さなえ」
「謝らないでください。私…嬉しいんです」
「え?」
「私で…貴方を」
そこで言葉を止めた。
これ以上はさすがに言えない。

私が貴方を受け止めて、気持ち良くさせてあげられるのがとても嬉しいのだと。

自分の言おうとした言葉に顔が熱くなる。
恥ずかしさをごまかすように、MZDの背中へと腕を回して軽く抱きしめた。

「貴方の好きに…してください」消え入りそうな声でそっと呟いた。

どうにかなってしまいそうな程の愛しさを感じて、MZDはもう限界だというように動き始めた。

「さなえ…好きだ」
「っ…はい」

腰を動かし、最初はゆっくりと出し入れを繰り返す。

「さな…えっ」
「ぁ…は…ぅう」
ジュプジュプと音をたて、次第に動きを激しいものへと変えていく。
「くっ…ぁ」
さなえの中はとても気持ちが良くてとろけそうになる。
暖かい…。ずっとさなえの中でこうしていたい。

激しく突き上げると、さなえの胸がプルプルと揺れた。
「ひ…!ぃぁ…っん…あっ」
痛みに耐えるように、MZDの体を更にきつく抱きしめる。

「さなえの中すっげ…気持ちい…っ」

さなえの目からは涙がポロポロとこぼれ落ちていた。
「さな…えっ」
「はぁっん…えむ…ぜっと…でぃさ…」
「も、限界…、はぁっ…」

「あっ…ひぁっ!」
腰を動かすスピードを一気に速め、昇りつめていく。
MZDの体がガクガクと震え、さなえの中に精を吐き出した。

「あ…あぁ…」


やがて震えがおさまり、MZDは大きく息をつきながらさなえに覆い被さった。




「さなえ。ありがとな…」
さなえはただ頷いて、そっとMZDの背を撫でた。


「さなえ、あったかいな…」
「MZDさんも暖かいです」

MZDは、愛しい少女のぬくもりを体いっぱいに感じて満ちたりた気分になる。



「さなえ。一緒に暮らそう」
「え…?」
突然の言葉にさなえは驚いた。

共にゆっくりと体を起こし、手を取って見つめあう。
さなえは何だかくすぐったくて、目をあわせるのが恥ずかしかった。
それでも真剣なMZDの目に、そらす事が出来ずにいた。

「もう離れたくねぇから。さなえは嫌か?」
「そんな事…ない。とっても嬉しいです…」

パッと閃いたようにMZDが笑顔になる。
「そうだ、結婚すっか!そうすればもうずっと一緒だろ?」

そんな大切な事を子供のように無邪気に言うMZDに、さなえは思わず笑いだしてしまった。
「ふふっ」
「何だよ…?」
眉をひそめて不満そうにMZDは言った。

「だって…」
さなえは言いかけて止めた。


「…私もずっと一緒に居たいです。でも、ゆっくりいきましょう」

まだまだ二人には時間があるのだから。


「ん…」
何億年と生きてきたMZDだが、何故だかさなえには敵わない。そう思わされる。

色々な障害があるかもしれない。だけど、それらもきっと越えていけると、今ならそう思えた。

二人なら…。


終わり

トップへ

動画 アダルト動画 ライブチャット