ロキ×ジョニー城西


つーわけで、俺はジョニー城西。気がついたら、よくもわからん、ふッッッかい森の中にいましたよ。
つーわけでっ!


「……どこよ、ここ」
気がついたら、というか目が覚めたら。
朝、目覚ましが鳴ってなんちゃら、愛に包まれる、ってのは俺じゃなくバンド仲間の増田の担当曲ですけども。
こちとら、目覚ましがなるどころじゃなく、おまけにヤブに包まれてましたってよ。

で、だ。
「……や、ホントに。どこよ、ここ?」
ひとり言を繰り返す俺にだよ?

「森」

「ッッッ!!?」
……ってな。
びっくりしたってよ。
ひとり言っていうのは、答えが返ってくるあてがないから、ひとり言なんですよ。
だからこそ、イタタい行為なわけですよ。
俺も、それをわかってやってるわけよ。
だって森だもん。人なんかいるわけねえじゃん。
と、思ってた矢先にさ、返事が返ってきたわけですよ、お前。
そりゃあ、びっくりもするってばさ。

で、俺は後ろを振り向いた。
「森。見てのとぉぉぉり、森。それ以上でもそれ以下でも、未満でもなく、も・り。
っていうか、あんた誰?」
俺に声をかけてきたのは、まあ、なんと言うかこれまたびっくり。
女の子なわけですよ。
生意気そうな目ぇしてやがりますよ。
にやにや笑いが挑発的な、いわゆる小悪魔系?
しかも、ぱっと見、割とガキ。
いくつ? うーん、十六・七? よくわからん。もっと上にも見えるし、下にも見える。
だから『ぱっと見』っつってんじゃん。俺の印象。
おまけに、こんな秘境に似合わず、小ジャレたおべべを着てますんですよ。はい。
まっちろい、ドレス。
大体が、第一声にあんた誰、って。そりゃ、こっちが聞きたいって。
でさ。
「あんた誰、じゃねーってよ。お前こそ誰だ」
そのまんまですけど、聞き返したわけ。俺。
そしたら。
「アタシ? アタシはロキ。電子の魔女。以後、お見知り置きを」
ですってよ。

魔女ですって、魔女。
ちょっとあぶねー女の子なのかも、と思ったんだけども、
今日び魔女なんて自己紹介をする奴、プチ電波サンにだってなかなかいないんじゃないですか?
しかも、電子のって。
電子と魔女って、一番関係なくね?

「うっさいな。プチ電波じゃねーよ。そういうあんたは鳥男じゃないの」

……と思いましたが、今、俺、フツーじゃない状況にいるわけですし。
……ナンカ、俺、心読まれてマスシ。
魔女ね、魔女。うん。

「……はあ。まあいいや。で、何であんた、ここにいんの?
 この森、一応結界張ってあるから、一般人は近づけないようになってるはずなんだけど」
「何で、ってなあ。そりゃ、俺の方が聞きてえよ。寝て起きたらここにいたの。そんだけ。文句あるか?」
とりあえず、まともに会話してる俺、スゲエ。
自分で自分をほめてやりたくなってきたよ。
「……寝て、起きて? あいたー。やっちまったか、アタシ」
で、魔女さん。もといロキさんだったっけか。一人でブツブツ言ってらっしゃいます。
「やっちまったって、何を」
とりあえず、まともに会話(以下略)。
「ん。こっちの話。……ってわけにも行かないか。
あのな、かいつまんで説明すると。アタシ、誰かの夢にハッキングして、そいつを私の領域に引っ張っり込む魔術が使えるんだけど、
どうも、今日は侵入先を間違えちったらしいのよ。
で、あんたを、間違ってここに連れてきちゃったの。そういうことよ」

……かいつまみ過ぎだって。
魔法とかなんとか、まあそれはいいとして、そんなに簡単に連れてきちゃったとか、間違ったとか言われても。
そもそも、何のためによ。
「そりゃ決まってるじゃない。暇つぶしよ」
……あー、会話が楽だ。
「暇つぶしですか」
「そ。暇つぶし。魔女も暇なの。一人じゃ飽きるのよ」
「へぇー。暇つぶし。で、何をして暇つぶすの? 鬼ごっこ? かくれんぼ?」
「……」

あれ?
なんか、ロキさん……。

「…………」

顔、コワイっすよ?

「もう一度、アタシをガキ扱いしたら……」
なんか、背中から黒い霧みたいなものが出てますよ?
「殺すよ?」
「……すみませんでした」
「よし」
途端に、にやっと、挑発的なさっきまでの笑顔に戻るロキさん。
現金というか、感情の起伏が激しいというか。
……やべえ。こういうタイプの女、俺、苦手だわ。

で、まあ。それはともかく。
「改めて聞くけど、暇つぶしって何よ」
当然の疑問ですよ。
だって、ここ、森よ? 森。
何もないし。遊ぶとこもない。それこそ、鬼ごっこかかくれんぼにはもってこいだけど。
「…………」
ロキさんがスゴイ目で睨んでるんで、これ以上は考えませんけど。
「暇つぶし? そりゃ、あんた、決まってんじゃない」
「何よ」
「エロいこと」

……ああ。
そうっすか。

というわけで、これ俺の中で夢認定。しかも、淫夢。ついでに言えば、厨房&工房が見るタイプの。
俺も、結構地元じゃアソんでるつもりでしたけど、こういうショッパい夢を見てしまう辺り、意外に欲求不満らしいです。
「あら、夢にしちゃうの? まあ、ヤることが変わるわけじゃなし、別にアタシはそれでも構わんけどね」

……ショッペえ。

ロキさんが言うには、魔女にとって、性的行為というのは魔力を高めるのに比較的有効な手段なんだそうで。
だから、暇つぶしも兼ねて、ときたまこうやって男を引っ張り込んでは、お相手願ってるんだそうで。
今日もその相手を探していたところ、間違って俺が釣れてしまったんだそうで。
大丈夫か、俺の脳。

「正直、あんたみたいなタイプはアタシの好みじゃないのよね」
言ってくれちゃってますけど。
「ちょっと待てよ。自慢じゃないけど、俺様、地元じゃ百人切りのジョニーって通り名が付いてる程の遊び人よ? 
ヤってもみないで、ケチつけてもらいたかぁないね」
てなわけでタンカ切った俺に、ロキさん、ため息ですよ。
「そういう所がヤなんだよ」
ですってよ。
「どういう所が」
「男の価値は、下半身で決まるとか、抱いた女の数で決まるとか」
「決まるだろ? それ、大事なことよ?」
「決まんないよ」
「決まるね」
「決まんねー。大体、その手のことを言ってるヤローに限って、いざ寝てみると、大したことないってパターンが多いじゃないよ」

カチーン、と。
文字通り、トサカに来ましたよ。
そこまで言われちゃあ、黙って帰るわけにはいかねーよ。
ここで引き下がったら、男がすたるよ?
「おいおい。後悔すんなよ? 電子の魔女チャン。足腰立たなくなっても、知らんからな?」
で、俺、臨戦態勢。
ズギューン!
「まあ、いいか。食わず嫌いってこともあるし。黙って帰しちゃ、アタシだってもったいないし」
どうやら、相手も臨戦態勢。
「……ふふ。来なよ。魔女の手練手管、たっぷりと味あわせてあげる」

……やっぱり、ショッペえ。

モタモタかったるいのは性に合わねえ。
前戯なんてそこそこでいい。
ツッコんじまえば、みんな一緒。
で、あるからこそ、セックスってのは男がリードしてやらなきゃいけねえもんだ。
俺は、そう思ってるわけですよ。
そんな俺が。

「 ……あの、ロキさん。動けません」
「影縛り。初歩的な魔術だよ。まあ、相手の精神力が強くちゃ、なかなか効くもんじゃないんだけどね。
 ……こうも簡単にかかったところを見ると、あんた、やっぱり口だけ男だね」

趣味と真逆なことをされてますが。

てなことを俺が考えてることを、知ってか知らずか、(いや、心が読めるんなら、知ってるんだな)、
ロキさんは、具体的な行為に出始めましたわ。
パンツの上から、撫でるように、くすぐるように、俺のイチモツをイジイジしてくださいます。
その指の動き、掌の動き、見るからにイヤらしい。
なんて言うんだっけ、こういうの。……蠱惑的?
俺は、もっそい昔、初めてオトナのビデオを見たときの、女優のエロい動きに感動したことを思い出してしまいましたって。
しかも、布越しであるにもかかわらず、彼女の指先は、的確に、俺の(゚∀゚)!!な所を探り当て、刺激してくださりやがりますんですよ。
正直。これは。
「……屈辱?」

上目遣いで。
にや、って。

卑怯だよ、この女!

「女の子にやってばかりで。しかも、女の子の気持ちなんて考えもせず……。そういう男がね、一番弱い」
言うとロキさん、俺のパンツに手をかけ、下着ごと一気に引きずり降ろしてくれちゃった。
どーん、と天を仰ぐ、俺の○○○。
それはいいとして、天を仰ぐ、そのシロモノの一番てっぺんに近い辺りからさ。
何か、出てますね。
「いい具合。これだったら、いいか。聴かせてあげようか? いつもあんたが女の子に言ってる台詞」
……できれば、やめて欲しい。
……って思っても、言うんだろうな。この人。

「『何だよ、もうぐちょぐちょじゃねーか』」

ぎゃーっ!
は ず か し ― ! !

「『そんなに、俺のテクが良かったのかよぉ』」

言ってることは、男そのもの。
でも、その声は、女のもの。
少しばかり鼻にかかった、桃色吐息の混じったハスキーボイス。
そのやらしいこと極まりないお声色に。

加えて、さっきの手捌きを、直に、ナマでやられたら……。
ねちねちと。
ゆるゆると。

「う……おぅっ!!」

びゅっ!! ……て。
飛び散る白濁。
それを、ロキは わ ざ と 顔で受けてみせたように、俺には見えましたよ。
眉間から鼻筋を通って、つぅ、と口に流れ込む液体を舌で舐め取って、ロキは言うんですよ。
「……あんた、根はマゾでしょ?」

ロキさんは、俺のことを休ませてはくれなかったですよ。
つーか、一発発射後、間髪入れずにナニをおっ勃てちまう俺も俺……なんですけど。
「……あむ」
今度はお口ですって。
しかも、これまたいやらしいことに、すぐには奥までくわえてくださらないんですよ。
カリから竿、竿からさらに下って、タマタマまで、丹念に丹念に、接吻というものをしてくださるのですよ。
ちゅ、ちゅ、ってわざわざ音まで立てて。
ああ、この女、心底スキモノだ、と俺は思いましたよ。
だってさ、すっごいその顔が至福に満ちてるんですよ?
大事に、大事に、一日一度の三時のオヤツにもらったキャンディーを舐める子どもみたいな、幸せそうな顔なんですよ?(あ、俺詩人?)
「……んなこたない。陳腐」
ツッコまれました。
って言うか、子ども扱いしたことはスルーみたいです。
あと、スキモノってことに気づいても、別に俺がどうこうなるってわけじゃないみたいし。
……ん、でも、さすがにここまでやられると、さすがに俺もこの娘が子どもっぽいという感想は持てねえわ。
って言うか、幾つよ、こいつ。
「それは、秘密」
……やりにくい。

てなことを言っているうち、奴は舌を遣い始めましたわ。
これまた、念入り。
俺の○○○は、先走りと、さっきの射精の残りカスと、ロキの唾液でどろどろっす。
んで、さらにこれが悔しいことに気持ちイイ。
じわじわ、じわじわ、じわじわ。
俺は昂ぶらされていっちまうわけで。
「……どうだ? 焦らされるのも、悪くはないだろう?」
「さあな。んなこともねえと思うなあ」
「強がるな」
と、ここでぱくり。
引っ張りに引っ張られ、かなり限界に近いところまで来ていた俺のアレに、この刺激はかなり強烈。
思わず二度目、となりそうな所、ロキは竿の根元をぐっと握り締め、強引に発射を止めてくださりやがる。
「まだイクな。まだ早いよ」
言っておいて、あとはもうひたすら、上下運動ですよ。
……いや、訂正。ひたすら、というには小技が利きすぎてる。
スピードが速すぎて頭が追っつかない(のと、快感が強すぎて頭がまっ白)んすが、何かいろいろやってるらしい。
「……ん。んむ。……んふぅっ……」
鼻から漏れ出る吐息は、その証明なんでしょうか?
そして、俺、されるがまま。
……だって動けねえんだもん。

で、まあ。
「……んっ、んんっ。…んんんッ……!」
吐息と動きのテンポ、アップし。
「んッ…んッ…んッ……、んッ…んぅッ……ふぅんッ……!」
俺のモノが、最高潮に膨張した所で。
ロキ、手、離す。
俺、出す。
びゅぅぅぅっ!
っつって。
……すげえ、長かったです、射精。はい。

で、ロキさんは、と言えば。
こくこく喉を鳴らしてさ、飲んじゃってくれてるわけですよ。精液。
……間違いねえ、この女、スキモノだよっ!!

どさっと、俺、尻から地面に倒れこみました。
どうやらロキさんは、魔法とやらを解いたようで。
もうくたくたですわ。
男ならわかると思うっすけど、強すぎる快感っつーのは、これでなかなか体力食うもんなんです。
「女もな」
コケた拍子に半分ずれた、俺のトレードマークのグラサンを直しながらロキさんが言いました。
「良いセックスっていうのは、男も女も魂をぶつけ合ってするものだ。疲れて当然。
 お前、百人切りを気取っておきながら、そんなことも知らないんだな」
見ればそんなロキさん、心なしか貫禄が増しているようにも。

ああ、そうか。
何となくわかっちゃったよ。
魔女さん、俺の精液飲んでたもん。
『性的行為が魔力を高める』って言ってたもん。
たぶん、そういうことなんでしょうよ。
で、もう一つ、気づいちまった。
要するに、ロキさん、パワーアップ。ってことは。
「んぶっ!」
と、これは俺の声。
クチバシに唇を重ねられました。
それ、さっきまで俺の○○○吸ってた唇、みたいなことを考えたら、チンコ蹴られました。
「口移しで、アタシの魔力をアンタに渡した。これで、幾分体力も回復するだろ?」
ああ、確かに。
さっきまで指先一本動かないような気がしたのに、今やもう、文句なし、元気。
……下も。
「……まだ、やるんすか?」
いつの間にか、俺、地の文だけでなく、口に出す言葉も敬語になっちまってますよ。
「当たり前だろ? お前だけが満足して終わり、なんて冗談じゃないぞ?」
いや、まあわかってたことなんすけど。

この人、ますます絶好調!?

……肉体的な疲れは取れても、精神的な疲れってのが残るんだけどなあ。

「確かにね。それも一理ある。
 ……じゃあ、こうしようよ。今度は私が受身になる。アンタは、その百戦錬磨のテクニックとやらで、アタシをイカせる。
 どう? それなら、アンタのちっせープライドも傷つかずに済むでしょう?」
ちっせーって言うな、おい。
でも、まあ。
「……やってみるか?」
このままじゃ、確かに俺のでっけープライドはズタズタのまま。
「そう来なくちゃ。口だけボーヤ君」
そう言ってロキはドレスの裾を摘み上げると、そのまま、くるりと一回転しました。
ノーパンでした。
おまけにパイパンでした。
チラリズム。
つーか、肌、白っ!
と、いうわけですけども、なぜか再び俺の方に向き直ったロキの顔は赤かったっすよ。
「うるさい! 下の毛のことを言うな、じゃなかった考えるな! 今度やったら殺すからな!」

……あーね。

魔女殿の思わぬ弱点を発見した俺。
……ですが、別にどうということもなく。
考えれば殺されますし。たぶんマジで。
一体どうやって攻めていったらいいものか、考えあぐねて俺。
さすがの俺も、こうもいいように扱われて、言いたい放題言われているうちに、どうやら自信をなくしてきてしまった模様。
「カタくならなくてもいいんだよ? カタくなるのは、下だけで十分」
それ、親父ギャグだと思います。魔女殿。

しかし、女を抱くというだけでこうも緊張するのは、チェリー喪失の時以来じゃなかろうか。
とりあえずいつも通り、と、首を延ばして無毛の(おっと)おマ○コに口をつけようとする俺の顎に、蹴りがクリーンヒットしましたよ。
「阿呆か、お前。少しはムードってものを考えろ」
「ムード、っすか?」
「そうだよ。いきなり下、って、お前はサカリの付いた猿か?」
鳥ですが。
「じゃあ、どうすりゃいいんスか」
「どうすりゃ、って。そこは自分で考えるんだろう。
 ……と、言いたいところだが、一応教えてやるよ。やっぱり、女の子はキスから初めて欲しいものだよ」
「キスね」
キス。

…………。
…………。

無理。

俺の口、クチバシ。
仕方がないので、俺は思案しますよ。
考えますよ。
普段使わない頭を振り絞りますよ。
で、閃いた。
「……クチバシなら、こういう使い方もあるってことを、教えてやるよ」
言って、俺は唇ではなく、ロキの首筋にそのクチバシを延ばしましたよ。
そして、ついばんだ。文字通り。
「……ひゃッ……」
驚きか、それともあるいは……とばかりに、控えめに漏らされた魔女殿の喘ぎに、俺は「いける」との確信を持ちましたーね。
次いで、鎖骨。
飛んで、耳。
「んッ…。ダメ……ッ……」
まあ、そういうことですわ。
鳥男とのセックスなんて、さしものロキ様も経験したことがないとお見えになりますわ。
性感帯を直に、そのまんまの意味で「ついばまれた」ことなんてないのでしょうよ。

……いいね。
いいーね、この反応ッ!!
いつの間にやら、形勢逆転!?
だったら、もうちょっと、刺激の強いところに行ってもいいんじゃない!?
「ロキ、わりいんだけどさ、ちょっとそのドレスの胸元のとこ、はだけてくれねーかな?」
「え?」
「乳出せ、って言ってんの」
「……マゾ男の癖に、偉そうに」
「へっ、それを言うなら、アンタもマゾ女でしょうに。ちょっとツンツンされた程度でかわいい声出しちまってよ。
 って言うか、淫乱? そうだよな。受け攻めどっちもこなしてるもんなあ」
「うるさいな! 悪いか!」
「悪くはないよ。ただ、まあそんなことどうでも良くってさ。ともかく、乳見せれ」
「お前に言われてやるのが癪だ!」
「じゃあ、破いてでも無理矢理やるぞ?」
「そ、それは困る。このドレスは、今度のカーニバルの為に特別にあつらえた奴なんだ。あまり、傷つけないで欲しい」

そんな一張羅で、男とナニするなよ。
……なんてことは考えませんよー、と。

実際、立場を逆転させてみれば、やっぱりこういう流れのほうが俺には合ってると思うんだけど、ロキは俺のことをMって言うじゃない?
前言は撤回させてやりたいものっすね。
つーことで、俺は。
「ほれ、早く。ホントにやるぞ?」
「わかったよ!」
ロキはおずおずとドレスの肩紐を外し、ゆっくりと胸元を露わにしましたよ。
「ほら、これで気が済んだか?」
で、俺はといえば、それをじっくり鑑賞。

うーん。
いい。

正直、あまり『きょにう』とは言いがたいんだが、形がいい。弾力もありそうでしたよ。
そして何より、その肌の質。
さっきチラ見した時も思ったけど、なんつーか病的?なまでに白く透き通っている。
「何をじろじろいつまでも見てるんだ」
「上物だ、と思って」
今までの俺の女性遍歴の中でも間違いなく高ランク。いや、bPと言っていいかも知れないっすよ。
「ロキちゃん」
「何だ」
「愛してるぜ」
そう言って、俺はクチバシを、おっぱいの先端でつつましく尖っている果実に向けて寄せる。

……ふりをして一気に身体を反転、ドレスの裾から下半身に頭を突っ込んだわけよ!!
「え……。ちょ、ちょっと待て! 何してる!?」
わーっはっはっは!
さすがにこの動きは読めまいよ。
だって、俺、言葉にして考えてねーもんね。
下半身のキカン坊(もとい棒)が、勝手に俺の体を動かしただけだもんね!
「どーせ、やるなら、こっちでしょ!?」
喚きつつ、俺。延ばしたクチバシは無毛の割れ目(あん?)の上に鎮座する、

可愛らしいお豆さんのもとへ!
鳥だけに、豆ッ!!

「ひぅあッ……!」
一回、二回、三回。俺は間髪入れず、ロキのクリトリスを刺激し続けましたよ。
「あッ! ンあッ!! あはァッ!!」
紛れもなく、今度こそ快感ゆえの嬌声。
「そらそらそらそらっ!」
豆! 略してソラマメ! 相方はななこ!!
そして、俺は下を見ましたよ。
無毛の(おい)割れ目から滲み出る、明らかに、これは!

……今なら言える、あの台詞?

「どうした、アソコがぐっちゃぐちゃになってるぜ? そんなに俺のテクが良かったかよ?」

これは、リベンジである!
俺のことを散々小バカにしくさって!
俺はドレスから頭を抜き、そのまま、おもっくそ腹の方へ託し上げてやる!
そうしてから、膝に手を置き、力いっぱい押し広げる!
全開になる無毛の(ひゃっほう!)おマ○コ!
レッツ・インサーーーーーーート!!!

――と。

体が。
腰を前に、股間を高々と掲げ上げた間抜けな格好のまま。

硬直しました。


「……調子に乗るなよ」
あ、ロキ様?
「ちょっとは学んだかと思って、譲歩してやりゃ馬鹿テンションになりやがって。
 やっぱり、お前はこうしてアホ面さらして固まってるほうがお似合いだよ」
いや、すみません。さっきのは、ほんの出来心でして。
「やかましい! 確かに小技は巧かった。アタシも半分イカされかけた。だから、そこは訂正してやる!
 けどな……」
はい。
「人のことを無毛、無毛って……」
あ。
「うるっせーよっ!! お前は、最悪だっ!!」
あー。

……やっぱ、そこっすか。

「お前のような阿呆には、やっぱり自由は与えん!
 そこで、黙って、アタシにされるがままにされていろ!」
つーことは、俺、マグロ?
「ああ。そうとも。
 楽しいだろう? 時には、こういうのも。やるばかりじゃなく、やられる側に立ってみるのも、悪くないだろう?
 だってさ、お前、さっきだって、アタシにいいようにヤられて、感じてたじゃないかよ!」
それは、そうですけどね。
「お前はMだ。Mでいいんだよ! って言うか、アタシの前に立って、アタシを攻めてやろうだなんて、百億年早えーんだよっ!!」
ひどいっすね、この人。
俺よりよっぽど、ひどいっすね。

俺の人権(じゃなくて鳥権?)はどーなんのよ!?

「あ!?」

……もう、いいっす。

「あははは……はッ……! んくッ……!
 いいな、お前、その格好!! あンッ!! 無様で、とても……ッ……、イイッ!!」

ロキ様は、硬直している俺の上で、激しくお腰をグラインドさせていらっしゃいます。
「あはぁンッ!! あンッ!! うぁぁぁンンッッ!!」
高らかに喘ぎ声を上げて。
お美しいお胸をたゆたゆと揺すりながら。
触りたいです。でも触れません。
「まるで……ッ……、イヌだ! お前の、その……ッ……カッコ……ッッ!! ふぁッ!! あァァン……ッ!!」
鳥です。
「鳴いてッ…みせなよッッ……!! イヌらしく……ッ! わん、ってさッ!!」
だから、鳥ですってば。
っていうか、鳴けません。声出ねえし。
「あぁぁぁぁッッッ!!!」
俺とロキ様の結合部、ぐっちゃぐっちゃといい音立ててます。
なんか、汁とか飛んでます。すごいです。
でも、動けません。
ところで、ドレス、大丈夫なんでしょうか。
「……あんッ! やンッ!! んぁンッ!!」
聞いてねえな。
……無毛。

「……死ねッッ!!」

聞いてました。
「お前、ホントに死ねっ!」
で。
ロキさんの身体から、何か霧みたいな物がまた出て、
俺を……。
「いいだろ? 私の上で、腹上死だ。 いや、下だけどな。……でも、本望だろう?」
……え?
マジ?

そして、俺の意識は、だんだんと薄れていきました。
「あッ、あッ、あはアッ!!!」
いや、死ぬんじゃないと思いますけど。夢から覚めるだけだと思いますけど。
……そう信じたいよ。
「はァッ!! うぁッ! ひぁぁぁッ!!」
ロキ様の声だけが、俺の頭の中に響いています。
「ひゃァッ! きゃぅぁッ!! あァァァァッッッ!!!」
ま、これはこれで。
「……あッ、イキ…そっ……! ジョニー…ッ……、アンタもッ! 一緒にッッッ!!!」
ああ、そうだった。
俺も。
困ったことに、下半身だきゃ元気なもんで。
「あッ……、あッ、あッ、あッ、あッ、………」

白。
いろんな意味で。


「うァァァァァァァァァァァンンンンッッッ!!!」


……というとこで、目が覚めました。良かった。

でも、無論のこと、下着は湿ってましたよ。
……はぁ。

――で、まあ、時は流れ。

「うははははっ! それでお前は、柄にもなく、しかもいいトシをして、夢精しちゃいました、って落ちか!」
このやかましいペンギンが俺のダチ公、マッスル増田ですわ。
久方ぶりのステージで会ったんで、あの話をしたら、案の定爆笑してくれやがりましたよ。
「……俺さあ。少し自粛しようかと思ったわ」
「何を」
「女遊び」
「するのか? 自粛」
「しねえけど」

ま、なんつーか。
いい思い出のような、悪い思い出のような、悪い思い出のような。
そんな夢だったような気もするけどな。

……いや、悪い思い出だよっ!
っつーか、俺、やべえ!?
何がって、脳!
医者か何かに行って、見てもらったほうがいいんじゃね!?

「で、だ」
……みたいなことを俺が考えてると、増田がふと思い出したように言いましたよ。
「あ?」
「いや、お前の話を聞いて思い出したんだが、いるぜ、そいつ」
「誰」
「ロキって娘」
「どこに」
「ポップンパーティ」
「はぁ!?」
一瞬、俺は動きが止まっちまいましたよ。
「第11回の時からだな。お前は偶然カチ合わなかったんかもしれんが、俺、前回会ったわ」
「……」
「ん。新曲持ち、っつってたから、結構引っ張りダコなんじゃねえかな」
……。
声が。
出ねえ。
ってことは、ナニか?
ロキは実在の人物で。
俺はホントにその娘と夢の中でセックスしてましたってか!?
「ま、気をつけてもどうにもなるもんじゃねえけどよ。出くわしたら、その、何だ。無毛? 謝ったほうがいいんじゃねえか?」

いや。
いやいやいやいやいや!
たぶん、アレは100%、俺の夢ですよ!
だって俺、生きてるもん!
そう信じようと、俺は、決めましたよ。
決めたといったら、決めましたって。



――そんな俺の肩を、


「よお、久しぶり」
突然現れた見覚えのある女の子が、
「あの時は、どうも。ジョニー君」
ぽん、と叩きましたよ。

……おい、どこ行くんだよ、増田。       <終わり。いろいろと>

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