MZD×メメ


「今日は確か、"日本"という国の行事の日らしいですよ」
ティーポットから茶褐色の液体をカップに注ぎながら、メメはにっこりと微笑みかけた。
こんな風に優しく笑うようになったのも、MZDのお陰。
「…へー」
なのだけれど、当の本人である彼は少し上の空気味に返事をする。
乙女としてその態度は少し気に食わないのだが、相手が神だという事にやはり引け目を感じてしまう。
勿論そんな感情、胸に秘めたまま。
「何でも、お豆を撒いたり食べたりするんですって」
こぽこぽと効果音を立てていた紅茶も注ぎ終わると、すっと差し出す。
それにMZDは小さく礼を言い、口をつけた。
「…うん、美味い。ふーん、豆ねえ…」
優しく微笑みを浮かべて素直に紅茶の感想を言ったMZDのその言葉が、メメにはどんな言葉よりも嬉しくて、照れ笑いが零れてしまう。
「あ、有難う御座います…」
MZDによって百面相しているメメがあまりに愛しくて、彼自身にも微笑みが零れ出した。
メメにとって、彼が自分の前でいつものポーカーフェイスを崩しているというのは自意識過剰になってしまいそうなほど幸せなもの。
お互いがお互いによって微笑みを漏らし、幸せを噛み締めている。
色々あったが、なにやら良い関係であるようだ。

ふうん…豆、豆ねえ…)
愛しい人の前だというのに少し上の空なMZD。
考えているのは、先程の話題となった例の"行事"のことだった。
日本という国は知らないが、そんな行事があるのは知識として知っている。
しかし実際に行動に起こしたことは無いので、世界の神MZDにも流石にお手上げだった。
(…ん?豆…豆だろ…そっか…!)
思わず脳内に浮かんだ考えに思わず口元が歪んでしまう。
…―――まあ考えているのはそれなりに年齢制限の掛かるものなのだが。
それでも、自分で言うのもなんだが凄くうまい話だと思う。多分。
ちらりと視線を合わせると、メメは微笑んで頬を薄く染める。
細かく組み立てた計画が失敗する訳がない。
どこから来るのか判らないそんな自信のためか、メメの煎れた紅茶を充分に味わって飲み干しながら、素敵な行事を持った"日本"に心の中で「GJ!」と繰り返していた。

「メメ」
「はい?」
「…さっきのやろうぜ」
「……は?」
「だから、豆。豆の祭り」
先程から黙りこくってしまって結構暇を持て余していたメメに突然のMZDからの誘い。
実はこの話をしたのはメメが少なからずその行事に興味を持っているからだとMZDは知っていたから、こう話し掛ければ絶対に乗ってくると踏んでいた。
…案の定。
「…ゃ、やったぁ!実は私凄く、やってみたいなあって…!」
瞳がきらりと輝く。
それは汚れを知らない子供のような、そんなものに良く似ている。
「じゃあ…」
そんなことを考えながら、華奢で細いメメの身体をベッドへと押し倒した。
「…へ?ぁ、あれ?」
明らかにメメの顔には「こんなこと予想外の上に私今どんな状況なのか全く見当もつきません」と書いてある。
「豆食べるんだろ?じゃあ、これも…」
純な乙女だったメメ。
しかしMZDとこんな行為を重ねることも多々あり、卑猥な単語も嫌でも覚えてしまうという哀れでもある状態だった。
言いかけたMZDの言葉で、直感が働く。
「だっ…駄目ぇ、っん、ぁ、あ!」
規制の言葉をかけるものの、もう遅い。
慣れたように手際良くメメの下着をいとも簡単に解くと、その中にある豆と形容されることも多い…クリトリスへと舌を這わせた。
突然の快感に、堪えられず嬌声が漏れる。

「豆に変わらないだろ?」
「らめ…お豆じゃ、ないよぅ…っ」
耳元で厭らしくMZDが囁けば、瞳をかたく瞑り首を弱々しく振った。
暖かい、人肌の舌。
生み出されていく快楽の波が押し寄せていく度に、メメの腰が震える。
小さな変化も手に取るように判るMZDにとって、見ているだけでとても面白いものだった。
「ん…ふ、ぁ…んぁう…」
紅潮した頬に生理的に零れた涙が伝う。
甘い吐息と唾液の織り成す音色は、部屋中に響き渡ってただ厭らしく耳を刺激する。
メメは快感に悶えながら、その女体をただくねらせていた。
撫で上げるだけのMZDから与えられる刺激は確かに強いけれど、どこか物足りない。
それは絶頂が近づくと余計に高まるもので、厭らしいと自覚していても腰が勝手に動き出してしまう。
大きく震え出したメメの腰をがっちり押さえ込んで、舌を押し付ける。
急な刺激に益々求めだす腰。
動きたくなんてない…厭らしいだなんて思われたくない。
健全である羞恥心も、MZDの手に掛かれば容易く崩れ去る。
「乱れちまえよ…メメ」
低く名前を呼ばれて、それだけでも腰が跳ねる。
彼の放つ自分の名前の響きは思った以上に甘く、耳へ届くだけで疼きが下半身から全身へ伝わるような―――そんな気がした。
それがきっかけとなったのか、メメのあげる声が一層高くなる。

「ぁ、あっ!神、さっ…ぁ、私…っ!」
嬌声が止まらない。
止めたいと思う気持ちさえ何処かへ行ってしまっている。
「イく?イっちまえよ…」
舌の絶妙な動きは更に彼女の性感帯を刺激し、快楽へと導いて行く。
ゴールは目の前に迫っていた。
「ぁ、あっ…んぁ!あっあ―――!!」
弓のように仰け反るメメの背中。
か細いわりに快楽を貪るようにびくびく痙攣しながら達する彼女の姿はとても淫靡で、思わずMZDも生唾を飲んだ。
それなのにそれを隠しながら。
「続き…どうする…?」
意地悪な笑みを浮かべて問う。
メメの表情が一瞬曇った。
「…意地、悪…」
白い腕はMZDの首へと周り、強く抱き締められて、耳元に寄せられた唇が文字を紡ぎだす。
「責任、とってくださいね…っ!」
少し、ほんの少しだけ瞳を丸くしたMZDだったが、すぐに普段の顔へと戻る。
「ああ。手加減しないけどな」
再び抱き合うような形になり、二人分の重みでベッドが沈み軋んで音を立てた。

…―――まだまだ宴は終わりそうもない。

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