ジャック×ロキ


 ジャックと身体を重ねるようになってから――もとい、身体を強要されるようになってからも、私は奴を拒むことが出来なかった。
 森に入れないようにと魔法を掛けることも出来たし、私の姿を見えなくすることも可能ではあったが、私にもプライドがあった。
 子供にされるがままでいてやるのは、癪だった。
 ちゅく、と音を立てる。荒い呼吸が身体の下から聞こえた。喉で笑えばその振動が伝わるのか、奴は軽く身体を震わす――それでも、その口元には笑みが浮かんでいる。

「ロキ、ぃ……そろそろイカせてくれよ、なぁ」

 髪を撫でようと伸ばされた手を避け、私は喉深くまで奴の肉棒をくわえ込む。辛そうな声が上がるが、聞かない振りだ。
 指で根元を摺り、ディープスロートを繰り返しながら、私はジャックを追い詰める――追い上げる。上がる呼吸と揺らめく腰。刺激を与えないように気をつけながら、私は緩慢なフェラを重ねた。

 森の中、青い空が広がり爽やかな風も吹いている。そんな風景の中で、私達は何をしているのか。簡単に説明するならば青姦で、複雑に説明するなら野外プレイ。
 あまり変わり映えはしない、つまりそういうこと。
 木の幹に背中を預けて座っているジャックの股間に顔を埋め、私はフェラをしていた。裏筋の盛り上がりを舌でちろちろと舐めながら、指先で袋を軽く擽る。
 さほど圧倒的な大きさとは思わない、もっとも誰かと比べた事は無いけれど――これがどうして、あんなに痛むのだろう。やはり乱暴にされる所為なのだろうな、と、私は一旦口を離した。
 濡れたそれは淫卑に輝く。先端の割れた部分が小さく喘ぐように動いていた。開くたびにとろとろと、透明な液体が零れてくる。

「……堪え性がないな」
「う、っせ」
「所詮は子供か?」

 根元を握り締めればジャックの顔が歪む。僅かな優越感に、私は濡れた口唇を舌で舐めた。
 ワンピースのフロントを開け、胸を晒す――あまり大きくは無いが、白い肌に乳首の紅さが妙に目立つ。それが良いと、ジャックはいつも言う。女だからか、私には判らない感性だが。
 喘ぎながら続きをさせようと伸ばしてくる手から逃れる。まだイかせてやるわけにはいかない、楽にしてやるわけにはいかない。
 どちらが上位であるのか、この子供に知らしめなければならないのだから。
 再び身体を屈ませるが、咥える事はしない。私は胸に、ジャックのそれを押し当てた。

 挟んで追い詰めることが出来るほどの大きさは無い――だから、先端に乳首を押し付けた。丁度割れた部分を刺激するようにする。
 腰が引けるのが判ったが、私は許さない。ぬるりとした感触が胸を伝うのは、少し興奮させられる――私の呼吸も、上がる。だが自分を見失うほどではない、私は根元を押さえつけたままに、胸での愛撫を重ねる。

「ッ……ん、ロキ……柔らけぇ、な」
「そうか」
「指、外せよ……出してやるからさ、胸にッ」
「嫌だ」

 思い切りに押し付ける。潤んだ目で頬を紅潮させ、ジャックは低く唸った。

 何度も抱かれて何度も鳴かされて、突き上げられて中に出された。自分で中から掻き出す事を強要された時もあったし、妙な道具を使われて放置されたこともある。
 だが私はこの子供にいいようにされる小娘ではない、誇り高き魔女なのだから。
 顔を下ろし、臍を舐める。中途半端に下ろされたズボンに付いた鎖や鋲がじゃらりと重い音を立てていた。胸で攻めることを続けながら、臍にも刺激を与える。
 押し殺した声が森の中にこだまするのに、私は笑みを浮かべた。
 こんな子供にいいようにされるわけが無い、この私が。
 責め立てる事は、失われたプライドの回復に繋がる自慰だったのかもしれない。

「ッロキ……離せ」
「誰が。ふふ、もっときちんとお願いをしろ」
「お前ぇ……ッ」
「辛いだろう? ああ、手の中でビクビクしてるな――とろとろ零れている。私の胸がびしょびしょじゃないか」
「ッくそ」
「私にお願いしろ、イかせて欲しいと。そうすれば出させてやるぞ? だが覚悟しろよ――そうなったらお前は私に命令など出来なくなる。好き勝手に犯すことなどで気無くなるのだからな」

 く、っとジャックの肩が震えた。
 私は覗き込む――奴は、笑っていた。

「おいおい、俺に命令かよ――ロキ、甘ぇぞ」
「何を――」
「だからさぁ」
「ッ、あ?」

 不意に腕を掴まれる。振り払おうとするが、その力は圧倒的だった。振り回されるように捻りあげられ、がら空きになった胴体に蹴りが入る。
 加減しているのだろう、それは体勢を崩させるためだけのもので――気付けば立場は逆転していた。
 私は木の幹に凭れ掛かり、ジャックが私を見下ろしている。浮かべられた笑み、尖った犬歯――ぞくりと、肌が粟立つ。
 情事の時に見せられる、一番に恐ろしい顔――獣の、姿。

「力が全部なんだよ。セックスでもなんでもさぁ、ロキの力じゃ俺になんか勝てねぇの。遊ばせてやったんだから、もーちょっとサービスして欲しかったよなぁ――」

 言ってジャックは私の髪を掴み、無理矢理に肉棒を突っ込む。自分の意思でなく喉まで入れられ、私は思わずむせ返った。
 だが吐き出せるはずもない、奴はそのままに呼気を動かして律動させた。断続的に入ってくる感覚、刺激される喉、口唇と顎に押し付けられる袋。眼を閉じて首を振れば、両手で頭を掴まれた。
 手を腰に当てて突き放そうとするが、力が足りない。舌に押し付けられる苦い味が喉に垂れていく、咳き込んでも許されない――目が潤んだ、悔しくて。
 結局踊らされていた、なんて。

「……、ふッ」
「ッんぁ、あ――ぇほ、んッ……」

 引き抜かれたと思えば、顔に熱い飛沫が散らされる。咳き込み俯くと、精液と涙が草の上に落ちた。ジャックの靴も視界に入る。
 悔しい。キッと睨みあげても、涙と精液まみれではなんの脅威にもならないだろう。判っている、それでもやはり、悔しかった。

「イイ顔じゃん? 飲ませても良かったんだけど、どーせならこっちの方がそそるしなぁ?」
「ッだ……まれッ」
「反抗的な態度じゃねーの、魔女サマ」
「は、!?」

 ぐ、と襟を掴み上げられて身体が宙吊りにされる。そのまま木に向かわされ、抱き付くことを促された。渋々従えば、下半身が突然空気に触れる。
 ワンピースをたくし上げられたのだろう。ひんやりとした空気の中、突然熱があてられる。

「あーあ、濡れてねーんだ。舐めながら感じてりゃよかったのにな……ま、その辺はこれから開拓してってやるからよ」
「ッ……ゃ、めろ」
「しっかり身体支えてろよ、ッ」
「ひゃあぁ、あッ!」

 突っ込まれる痛みに、私は思わず声を上げた。抱き締めた木の幹に爪を立てるが、気を逸らすことにもならない。
 慣らされもせず、濡らされる事もなく挿れられるのは初めてだった――身体に力が入る、飲み込めない。痛みだけがあって、意識が飛びそうだった。
 血が出ているのか、鉄のニオイがする。こいつとのセックスはいつも血が出ている気がする、必死で息を整えながら私はジャックを見上げた。
 潤んでしまっているのか、視界はあまり明瞭でない。ただ、笑っている口元はよく見えた。

「ゆーっくり調教して……かわいーメス犬にしてやるからな、ロキ?」
「ぃ……や、だぁ……そんなの、いやぁ」
「言ってられなくしてやるって、ッ」
「ひぅう、あひっ……あ、ぃぁッ」

 ぎちぎちと押し広げられてそれは入ってくる。まだ届かない。口でなら簡単にくわえ込めるのに、どうしてそこだとこんなにキツイのだろうか。
 涙が出てくる。身体が震える。膝が崩れそうだが、そんな事をすればまた酷く攻められるだろう。必死で耐えれば力がこもり、進入を妨げてしまう。悪循環だった。
 押し付けられる睾丸の感触が気持悪い。無理矢理に捻じ込まれていく。せめて脚を開くが、楽になる様子はまるで無かった。
 幼い子供のようにいやいやと頭を振る――首筋に痛みが走った。ジャックが歯を立てているらしい。

「ッ……ぅ、」
「ロキの泣き顔、好きだぜぇ?」

 荒い呼吸の合間にそんな言葉が聞こえる。嬉しくなどない。

「笑ってるのも好きだからさぁ、泣きながら笑えるように――泣きながら笑えるようにか? ははッ、ちゃーんと教え込んでやるからよッ!」
「いぁあッ!」
「可愛く可愛くしてやるからなぁ? ちゃんと上手に俺にご奉仕できるようになれよ、ロキ?」
「い、や……いやぁ、痛――」
「痛気持ちいい? ははっ」

 突き上げられる、片足を抱え上げられる。奥まで突き上げられて、背筋に悪寒が走った。歯の根が合わないほどの、快感――教え込まれたそれ。
 子宮口を突き上げられるほどに深くされても、身体は快楽を覚えていた。
 堕ちていく。

 脚の間に顔を埋められ、いつものように舐め取られる。血と精液と愛液の交じり合ったもの。私はぼんやりとジャックの頭を眺めながら、舌の感触に晒される。
 気絶できなくなってきたのは、いっそ苦痛だった。ぺちゃ、と音がする――感じる場所に舌が当たるたびに、押さえるのが難しくなる。

「気持ちいいことなら良いじゃん……ロキもわかんねーよなぁ」
「ッ……ぅ、るさ」
「結局感じてるくせに」
「、あはっ」
「ほら、舌突っ込まれただけで。……くくっ、俺がもっともっと素直にしてやるからな?」

 歯を見せて笑った獣に、
 私は諦めの吐息を聞かせた。

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