マッチュッチュ×リデル


――オトコタケは基本的にどこにでも生える。
でも、好きなのはやっぱりジメジメした所。

たとえば、墓地。


ずぐ。

今日もいつもの通り、自分の家……もとい墓の中で昼寝を決め込んでいたリデルは、異様な感触で突然眼を覚ます羽目になった。

――何か刺さった。

どこにって、あまり人には言えない場所にだ。
具体的に言えば、二本の脚の間の一番深い所。
もっと具体的に言えば、おま(ry

元来夜行性のリデル。昼間は大抵、ほとんど死んだように眠っているものだ。
っつーか、ぶっちゃけ死んでいる。
だから今日も、意識だけは覚醒したものの、体は全然動かすことが出来ないままだった。
人間で言うなら金縛りだろうか。
経験したことがあればわかると思うが、こればかりは意志の力ではどうにもならないものである。

――……逃げられない。

らしい。
少なくとも、日が落ちて月が出る頃まではずっと。

――拷問?

はてさて。

かたや。


目覚めたばかりのオトコタケの子(筆者注:名前はまだない。ちなみに、マッチュッチュとは別人……別キノコ)は輝かしい外の世界に出られたかと思いきや、
そこがまだ暗くて狭いあなぐらのような場所ということに愕然としていた。

(どこやねん、ここ)

オトコタケは、意識が芽生えると同時に自立して動けるようになるものがほとんどである。
当然、この子オトコタケも動けるようになっていた。
体を動かせて、しかもそこが全くよくわからない場所であったなら、最初にやってみることは決まっている。

……すなわち、脱出を試みる。

子オトコタケは、体をひねったり、伸び縮みさせたりして、なんとかこのぎちぎちの穴から出ようと悪戦苦闘していた。
しかしこの敵(?)、想像していた以上に手強い。
まるで生きているかのように外壁がうごめき、子オトコタケの動きを受け流してしまうのである。
その上その外壁には、どうやら細かな突起のようなものがびっしり生えているのだった。
それが、ことあるごとに子オトコタケの表皮をなでまわしてくる。
かなりくすぐったい。

(こんなんで、力入るかい!)

もっと気合いが入れば、もしかして勢いよく抜け出すこともできたかも知れない。
けれど、そのふにゃふにゃした突起は、ことごとく子オトコタケのやる気をそぎ続けた。

(んがーっ!)

子オトコタケの闘いは続く。

再びリデル。


股間につきささった「何か」がどうやら動くものらしいと気付いたのは、目覚めて三十分ばかり経った時だった。
しかもよりにもよって、その動きとやらが、猛烈にいい感じなのである。

時にぐねぐね。 
時ににょきにょき。
時ににゅるにゅる。  
……出たり入ったり。

死んでから長らく忘れていた、いわゆる『気持ちよさ』というものが徐々に頭をもたげてくるのをリデルは感じていた。
土の中だから声は出せないのだけれど、もしここが外だったら間違いなく桃色吐息をこぼしていたに違いない。
何故ならそれは、言うまでもなく、『オトコノコのモノ』の感触にそっくりだったからである。

いやさ、仮にそれが本物であったとして、ここまで自由自在な動きはしなかっただろう。
おちん○んはナカで回ったりも、太さを変えたりもしない。
そりゃあ、場合によってはそういうことが出来る猛者もいるかもしれない。
けれど、リデルは限りなく生娘に近い死人である。そんな神技、見たことも聞いたことも体験したこともなかった。
さらにその感触たるや、ざらざらしてるような、それでいてすべすべしてるような、何とも言えない絶妙な塩梅なのである。

――何、これ。すっごくイイ……。

リデルの心臓は、次第にその鼓動の早さを増し、早鐘のようにドキドキドキドキと打ち鳴らされはじめた。
(筆者注:もちろん錯覚。何せ、止まっているのだから)
まるで全身の血が逆流するような激烈な快感がリデルを襲ってくる。
(筆者注:これは半分本当。血は流れていないが、神経系は生きているのだ)
下腹部がしびれたように疼き、それに合わせて膣壁も蠕動を始める。
そして、膣口からは彼女の快楽の証たる蜜が、ゆるりゆるりと冷たい土の塊をほどきながら溢れだす。
(筆者注:本当。ゾンビの代謝機能は、都合のいい所だけ都合のいい様にできている)

出来るものなら、甲高い喘ぎ声を上げてこの快楽に身を任せたい。
リデルはそう思った。
それは叶わないことだけれど、それでなくても充分な程にリデルの身体は昂ぶり、悦んでいた。

かくや、子オトコタケ。


何やら滑りがよくなった。
どうも、液体状のものが、頭上から外壁を伝わって流れてきているらしい。
今がチャンス、と意気込んでみたものの、しかして『それ』は子オトコタケにマイナスの方向にしか働かなかった。
滑るだけで、一向に体が外に出て行かないのだ。
状況は、かえってさっきより悪くなった。

(ああ……。俺、こうしてナメタケみたいになったまま枯れるんやろか)

一度も外の世界を見ずに。
土のなかでは味わえない、清々しい空気(ただし、じめっとした)も味あわずに。
きっと待っていたであろう、様々な素晴らしい、楽しいこともやらずに。

――俺は死ぬのだろうか。

そう思った瞬間、子オトコタケの中に考えられない程の力が湧きあがってきた。

(このまま負けて、たまるかっちゅーねん!!)

そのエネルギーは、成オトコタケが本気になった時放たれるという「レインボービーム」すら凌駕していた。
まだ生まれて間もない子供がそれ程のエネルギーを放ったと言う記録は、どのような文献を漁っても見つけることができないだろう。

それはまさに奇跡だった。
そして、その奇跡が、さらなる奇跡を呼び起こす。

成長である。(例:ちゅ→チュチュ)

本来なら、子オトコタケが成長を遂げるには、一度外に出て様々な試練と経験を乗り越えなければならない。
しかし、大人をも凌ぐ力を発揮した彼の子オトコタケには、そのようなものは不要だった。
一気に一回り、いや二回り以上も体が大きくなり、その体から発揮されるパワーも比較にならないほど巨大化したのである。


「どぅぉぉおおおぉぉぉりゃあぁぁぁぁぁあああっっっ!!!」


気合いの雄叫び一閃!

哀れな子オトコタケは全身全霊の力を込めて、その不気味なあなぐらからの脱出に成功した。

時にリデルは。


突然今まで以上の激しい刺激を感じ、高まりつつあったオルガスムスの波がさらなる高みへと昇りつめていく様にその身を震わせていた。

――おナカ、熱い! 熱いのでイッパイになるのっ! びゅーって、溢れるッ!!

さらに間髪を入れず、膣内に侵入していた異物が、どんどん大きく、太く、そしてたくましくなってゆく。

――ダメッ! もうダメッ! 私、イクの! このまま、イッちゃうのぉッッッ!!



意識が飛ぶ。

体中の細胞が声を上げる。

それは、あたかも死と新生のような……。



リデルが絶頂を迎えるのと、今や立派なオトコタケとなった彼が彼女の膣から飛び出すのはほぼ同時だった。

光が眠りにつき、闇が世界を支配する時間が来て、ようやく完全に目を覚ましたリデル。

「……あれは、一体何だったのかしら」

考えてみても、答えは見つかりそうになかった。
ただ一つはっきりしているのは、あれが夢ではなかったことと、二度と得がたい、地獄の釜の底に落ちるような素晴らしい経験(筆者注:誉め言葉。ゾンビだし)だったということだ。

「ま、いいか。お陰で、すごくお茶が美味しい」

今日もリデルは、わが道を行く。



ところで、人騒がせなオトコタケはと言えば。

やっとのことで地面から顔を出したところを偶然通りかかった覆面男に引っこ抜かれ、今は彼の部屋の掃除を強制的に手伝わされていた。

「今日のオトコタケは、いつにも増していい感じだな」

……彼に幸福な明日は来るのだろうか。
その答えは誰も知らない。

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