アッシュ×タマコ


今日は満月。
つまり、人狼族の発情期だった。
蜂蜜のように蕩けそうな誘惑がアッシュを惑わすも、彼はそれに理性を
忘れてしまわないように必死に意識を保っていた。
このまま我を忘れ月の甘い誘いに身を任せたあと、ふと目覚めたら、
見知らぬ女性と裸で寄り添っていました、なんてことになったら一大事である。
かといって、家に閉じこもっていても頭がグラグラしてくるだけで、
とても明日まで耐えられそうにない。
 そんな色々な理由があって、彼は冷たい夜風に当たるように一人散歩をしていた。
 深夜でも大勢の人で賑わう、渋谷へ。

 何故こんなところに来たのかは彼自身よくわからなかったが、ともかくここならば
誰かを襲う心配もないだろう、と踏む。
 明るい大通りは五月蝿すぎたため、人気の少ない路地に入り込むことにした。
(はあ、あと何時間で日の出っスかねぇ……)
 時計を見るまでもなく、まだまだ夜が更けていきそうな感じがする空気。
それを吸い込み、大きく溜め息を吐きながらそう思った。

その時、向こうのほうから若い男女の声が聞こえた。
アッシュの獣の耳はそれを聞き逃すわけもなく、どの方向にいるのかさえわかってしまう。
 声の感じからすると、女のほうは高校生辺りのようだ。もう一人の男は、
低くてだいぶつかれきった様子の声。中年、もしくはそれ以上の歳だろう。
(真夜中だっていうのに、どこの不良っスか!?)
 こんなときでも社会の常識に反する輩に怒りの炎を燃やすアッシュは、
その男女がいるのであろう場所へ足音を殺しつつ移動した。
 彼らに一番近い位置にある壁のぎりぎりのところまで来て、そっとその二人の顔を盗み見る。
 瞬間、アッシュは思わず口を開けて間抜けな顔をした。
 そこにいたのは、見覚えのある顔をした女子高生、タマコ。
 第五回目のポップンパーティーのとき、チャラチャラした服を着、
その上礼儀を完全に守らないという、アッシュにとって許すまじき行為をした人物である。
 いまはあの時より化粧は薄めに見えたが、それでも派手な格好であることは否定できない。
しかし、夜道であらためて見ると、意外と可愛い顔をしていることに気づく。
 そんな彼女は、いま向き合っている中年の男に対して、何か他意のあるような笑みを浮かべている。
(あの子、こんな時間まで起きて何してるっスか…?ままままさか援助交際!?
いや、早とちりはよくねぇっス!ただの親子だったりする可能性もあるんだし…。
ここは落ち着いてあの二人の話を聞いとくっス!)
 アッシュが勝手に彼らの話を盗み聞きすることを決定した途端、タマコの甘えるような
声が聞こえてきた。ついでに、もう一人の男性の声も。

「ねぇー、あと一万追加してくれたらオーケー、みたいなー」
「しょ、しょうがないな……。じゃあ、あと一万と二千円、追加だ。これでどうかな?」
「うわーチョーラッキー!そんじゃ早速レッツゴー!」
 そう言って、タマコは男の腕を取り、正面の建物へと入ろうとした。
 明かりがないためわかりづらいが、それはどう見てもラブホテルだった。
「ちょ、ちょっと!!」
 考えるより先、アッシュは壁から飛び出した。突然の声に驚いているタマコの腕を
乱暴に掴み、さらに狭い路地へと闇雲に駆け抜けていく。
 何がなんだか理解できなかったタマコも、走り抜けていくうちにようやく状況を
悟ってきたらしく、大声でわめき始めた。だが、ほぼ完全に人のいない暗がりでは意味がない。
 息切れがするほどの距離を走らされたタマコは、目の前が行き止まりという場で
急に立ち止まられて、転びそうになる。
 一方アッシュも、無我夢中で彼女をここまで連れてきてしまったことに驚いていた。
自分は何がしたかったんだと呆れつつも、後ろのほうで呼吸を整えようとしているタマコに振り返る。
「あーーーーーっ!!」
 その瞬間に大声で叫ばれて、酸素不足の頭がクラリと揺れた。
「アンタ、この前あたしの服に怒鳴りつけたヤツじゃん!何で会うんだよ!つーか何で
んなことしてんだよ!?マジムカつくーっ!!」
 つい今しがたまで息切れしていたとは思えないほどの大音声、しかも機関銃のように
一気に喋られて、アッシュはそれについていけない。
 しかし、そのままもと来た道を戻ろうとしたタマコの腕を掴み、負けじと言い返す。
「あんなことしちゃいけないっスよ!わかんないんスか!?もっと自分の体を大切にしねぇと……」
 説教を始めようとしたアッシュの口が、前触れもなくそのまま何も言葉を出さずに開け放される。

不自然に言葉を切ったアッシュに、言い返す言葉を選んでいたタマコが
怪訝そうな顔を見せた。
 突如何も言わなくなったアッシュと、深夜の怖いぐらいの静けさが重なり、
タマコの瞳に不安の色が混じり始める。振り切って逃げようとするも、アッシュに
強く腕を掴まれているため離れることができない。
 その時、アッシュの視線が自分の胸元に集中していることに気づく。
 全速力で走ったため掻いた汗がキャミソールと素肌に張り付き、胸の輪郭を
正確に晒してしまっていた。しかもキャミソールの下は何も着ていなかったので、
茶色気味の乳首がはっきりと目立つ。

 どくん、どくん、とアッシュの中で何かが脈打つ。

「…どこ見てんだよ、変態!」
 輪郭が露わになっている乳房を片手で隠すようにし、タマコは右足をアッシュの
腹目がけて強く振り上げた。
 ところが、予想通りアッシュの腹に命中すると思われた蹴りは、当たる直前に手
で掴まれてしまう。
 腕を掴まれ、足を掴まれ、どうすることもできなくなってしまったタマコは、必死で
体を捩って逃げようとする。
 数秒間死に物狂いで暴れたせいか、ようやくタマコの体は解放された。
しかし、安堵の息を吐いたのもつかの間、アッシュの腕がタマコの体を持ち上げ、
真後ろにあった壁に押しつけられる。
「何、す……っ!」
 逃げようと再び暴れるも、今度は先程のようにいかなかった。種族の違いもあって、
力の差が激しい。本気でタマコの体を押さえつけているアッシュは、彼女の抵抗にもびくともしない。
 散々逃げる努力をして、タマコが疲れてきたころだった。
 アッシュの熱を持った手が、タマコの乳房をゆっくりと包む。

「あっ…ん……やめろっ……」
 タマコのやや大きめの胸が、アッシュに揉まれるたびに形を変え、揺れた。徐々に
激しくなってくる動きに、キャミソールからはみ出しそうなほどになる。
 アッシュはその様子を恍惚とした表情で眺め、ごくりと唾を飲んだ。そしておもむろに
屈むと、硬くなって尖り始めている乳首に吸いついた。
「はぁ、あん……マジ、や……め…」
 甘い声を出してくるタマコに、アッシュの欲火はさらに煽られていく。
 舌先で乳首を転がすと、甘く鳴く声が聞こえてきた。時折牙を立てたりして刺激を
与えると、彼女の背がビクビクと震え、快感を覚えていることを示す。
「も、マジ、やだよぉ……っ!放せ……っての………」
 そう言いながらも、タマコの目は潤みを帯び、頬は赤く染まっていた。
 アッシュはタマコの胸に埋めていた顔を上げると、そのままタマコへと口づける。
彼女の舌を絡め取っては、唾液が交じり合うまで何度も何度も吸いつく。
言葉を発することができない状態のタマコが、力の入らない腕で抵抗してみるも、
アッシュの胸板を軽く叩いた程度にしかならなかった。
「はぁ……あっ、んん……っ!」
口を塞がれたまま、それでも荒くなるタマコの息づかいに興奮したアッシュは、
彼女の口腔内を侵している状態で、キャミソールを一気に胸の上までたくし上げる。
タマコは咄嗟に声にならない悲鳴を上げようとするが、それより先にアッシュの手が
柔らかい乳房に触れた。

先程のキャミソール越しの感触と違い、揉みしだくたびに心地よい弾力が返ってくる。
指で乳頭をこね弄くると、タマコは何度も顔を横に振り快感を訴え、息継ぎをする合間に
切ない吐息が漏れた。
やがて深いキスを終えると、二人の間に銀の糸が垂れ下がる。アッシュはそれを
自分の舌で拭い取り、快い感覚に震えているタマコの口唇をわざと音をたてて舐めた。
「はぁっ、あっ、あん……」
 意味のある言葉を吐き出すこともままならないタマコは、自然に口から漏れ出る嬌声を
抑えることができない。
 不意に、アッシュの手がタマコのミニスカートの中へと侵入し、彼女の内腿を撫でた。
その手は徐々に足の間へと移動していき、ついには、アッシュの愛撫によって染みを
つくった部分へと伸ばされる。筋をなぞるようにして布越しに何度も指を這わすと、
タマコが甘い悲鳴を漏らした。
 スカートの中に手を入れたまま下着のみを脱がし、膝の辺りまで下ろそうとする。
タマコの透明な粘液が糸を引いたが、途中でプツ、と切れた。
「……やだぁ……もう、いや…だっ……!」
 タマコが涙混じりの声を上げるが、その声に当初のような勢いはなかった。行為の終了を
懇願する声を無視し、アッシュの手はタマコの恥部へと伸ばされる。
 意思とは関係なく溢れ出た液が、アッシュの手を濡らした。そのまま指先をタマコの
膣内へと入れようと、緩慢な動作で侵入していく。

「ふあっ、ちょっとぉっ!!」
 突然の刺激に思わず高い声を出すタマコ。アッシュは口元だけで微かに笑いながら、
第二関節まで入れた指をさらに奥深くまで進める。
 口先では拒否の言葉を叫びつつも、快楽に酔いつつあるタマコの体は、アッシュの
指一本を飲み込むぐらいなら簡単だった。たいして痛みを感じることもなく、するすると
二本目が挿入されていく。二本の指を掻き回すように動かすと、ぐちゅぐちゅといやらしい音が
周りに響いた。
「ひゃあっ!そ、んな…っ!」
 羞恥心や快楽によって頬を真っ赤に染めるタマコの蕩けそうな声を聞きながら、アッシュは
彼女の膨らんだクリトリスを摘み、強く擦る。
「ひぃっ、あああっ!」
 膣とクリトリスの両方を激しく弄られ、堪らなくぼろぼろと涙を零しながら、達してしまいそうに
なるタマコ。
突如、膣内を暴れていた二本の指が抜け出て、代わりにアッシュの熱く脈打った性器が
押し当てられた。片方の足をアッシュに持ち上げられたと思った瞬間、アッシュ自身が入ってくるのが
わかった。
「や、やぁ……っ、痛ッ!」
 タマコの体を気遣うことなくぐいぐいと侵入してくるアッシュに、とてつもない痛みを感じる。
だが、それもすぐにとめどなく襲い来る快感に凌駕されていき、苦しげな声は自然と
恍惚とした声に変わる。

程なく全てを収めたアッシュは大きく息を吐くと、休む猶予も与えずに力強い動きを始めた。
少し腰をひいては強く突き上げるという動作を何度も繰り返す。
「はぁん!く、ああっ!!」
 息をしようとするたびに乱れた声を上げるタマコも、いつの間にか自ら腰を振り、さらに快い
刺激を得ようとする。そのたびにアッシュの性器が膣内を擦り、他に何も考えられないほどの
快感を生んでいく。
理性がほとんど崩れてしまっている彼女は、惜しげもなく足を開き、アッシュの性器をよりいっそう
自分の中に沈めようと励んだ。
「んぁっ、はぁんっ!もうイきそぉっ!!」
 叫ぶのとほぼ同時に、タマコは絶頂を迎えた。膣が急激に締まり、アッシュも達した。
精を吐き出す前にタマコから性器を引き抜き、彼女の曝け出されたままの褐色をした胸に白濁とした
液体がかかった。
 タマコは数回ビクビクと痙攣すると、やがて力なくアッシュに倒れこんだ。アッシュはそれを
受け止め、汗を垂らしながら牙を見せて薄ら笑いを浮かべる。
乱れた前髪からチラチラと見える赤い双眸は、どこか虚ろだった。

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