アゲハの指定した場所にたどり着いたMZDと影。
「よくまーこんな物体が置かれてて通報されないモンだ…」
まさに『不審物でーす』と自分で言っているような巨大な宇宙船が
何の変哲も無い空き地に駐車されているのだ。
宇宙船の入り口は、無用心にも開け放たれている。

まぁ、泥棒だってこんな怪しさ満点の所に入るのも遠慮するだろうから問題はなさそうだ。
「おっじゃまするっぜー」
MZDはそう言って、ひょぃと軽い足取りで宇宙船内に侵入する。
アゲハの指定した場所を思い出すと、
「宇宙船の中央だったな」
と、MZDは呟いてどんどん中へと進んでいく。

宇宙船の中央は、ガランと広くて球体を半分に切ったような
ドーム型の天井の部屋だった。照明は付いておらず薄暗い。
その中央には、細い柱が一本で床と天井を支えていた。
「何だ?こんな所に呼び出しやがって…オーイ。アゲハー。
神が来てやったぞ〜〜〜」
ツカツカと部屋の中央まで歩いて、
ドームの部屋に声が響き渡ったその時だった。

バン!!

照明が切り替わる音が鳴り響き、いきなり部屋の床全体が強く白い光を発した。
「!?」
MZDはとっさに目を腕で覆った。
そして次の瞬間、今度は天井から照明が切り替わる音が響き、
顔を天井に向けると床と同じ強さの光りが発せられていた。柱も同様だった。
「しまった!!」
慌てて身体を動かして周りを見るが、自分にとっての力─
影の姿は何処にも無かった。
MZDはようやく、自分が罠にはめられたのだと気が付いた。

上下左右から同じ強さの光で照らされると物体の影は消える。
この部屋はその光を作る場であり、MZDはここに居る限り
影を呼び出すことなど出来ない。つまり、ただの少年となるだけだった。

「ようこそ、MZD」
カツン、と床にヒールの音が響きMZDはその方向へ振り返り、
ギリと歯を食いしばってその人物を睨みつける。
「アゲハッ…に、スミレっ…!?
…そうか、オマエら手を組んだのか」
「そうよー」
へへん、と手を振るスミレがバッと右腕を前方に伸ばすと
彼女の後ろに控えていたクロミミ隊が円を作ってMZDを囲った。
「行け!お前たち!!」
スミレの掛け声にあわせ、クロミミ隊がMZDに向かって一斉に飛び掛った。
が、彼らがMZDの身体を掴む瞬間、MZDは床を蹴り上げその反動ですばやく宙に浮き
クロミミ隊の攻撃をかわす。
「キュッ!?」
クロミミ隊はそのまま互いに頭をぶつけ合い、
目から星をチカチカさせて床に落ちた。
MZDは宙で体勢を立て直し、アゲハとスミレを睨む。
このままでは影を出せない。なんとかしなければ…。

と、アゲハたちの後ろには、廊下へと続くドアが開いている事に気が付いた。
あそこに出れば!
MZDは身体を前に倒し、頭から突っ込む形でその方向へ急いだ。
だが

バシュッ

熱線が目の前を遮り、MZDは慌てて身体を翻してそれをかわした。
「くっ…!」
スミレが熱線銃を片手にMZDの下で微笑むので、彼は舌打ちをして彼女を睨みつけた。
それは時間にして1秒もたっていないほど、一瞬の行動だったが
それが彼の命取りとなった。

バリバリバリッッ!!

「!? なッ…ぐああぁぁ!!!」
スミレに注意を引きつけていた隙をつき、後方からアゲハの電子銃の攻撃を受け
MZDの身体の全身に激しい痛みと痺れが襲った。
「は…」
MZDは一瞬身体を引きつらせると、そのまま耐え切れずに床の上に落ちた。
起き上がろうとするが、先ほどの電子銃の攻撃が強力だったためか
上手く身体が動かない。
そんなMZDの前に、アゲハとスミレはにこやかに微笑んで彼を見下す。
「ふふふ。流石の神も影がいなければ何てことも無いのね」
スミレがそう言って、パチン!と指を鳴らすとさっきまで床の上で寝転んでいた
クロミミ隊が起き上がり、今だと言わんばかりにMZDに覆いかぶさっていく。
「うわっ!?何を…よせ!止めねーか!!」
暴れるMZDを抱きかかえると、そのまま柱の所へ連れて行き
柱をはさんで彼の両腕を後ろに回して両手首をスミレに渡された縄で縛った。

「痛ッ!!お、お前ら!もちっと優しく縛れ!
玉の肌に傷が付くだろー!」
こんな状況にいても、いつものボキャブラリーは変わらないらしい。
だが、その余裕もいつまで持つのか…。


そして、今の状況に到っていた─

「何を、ですって?それは簡単」
「貴様を私たちの手下にするのよ」
「は…?お前ら、それ本気で言ってンのか?」
MZDは半場呆れて言った。まぁ当たり前であろう。
しかし、スミレはホホホと笑うと例の『本』を懐から取り出し
パラパラとめくってとあるページで手を止めた。
「ふふん…本気も本気、大本気よ」
「今までのお礼もかねて、たっぷり可愛がってあげる」
ツゥ…と、MZDのこめかみから頬にかけて冷たい汗が流れる。

コイツらは、本気だ─

MZDはこれから自分が何をされるか、色々と想像をして恐怖を自ら掻き立てる。
拷問?洗脳?自分を手下にする?一体…?
ゴクリ、と喉を鳴らすとアゲハが床に膝を付いてMZDの首に手を伸ばした。
首を絞められる!?
青ざめるMZDだが、アゲハの白い手はMZDの首を下から上へとなぞると
そのまま彼の顔を両手で包み込む。

「?」
そしてMZDと自分の視線を合わせるように彼の顔を自分へを引き寄せて

「んっ…!?」
アゲハは目を瞑り、柔らかな唇でMZDの唇に重ねる。
一体何なんだ、とMZDは頭がフリーズして動けなくなり
アゲハもまたしばらくMZDと唇を重ねていた。
そして唇を離すと、アゲハはMZDに向かってにこやかに微笑み
また彼の唇を奪った。
「ふくっ…」
今度は重ねるだけではなかった。MZDの唇を舌でこじ開け
彼の口内に侵入し、舌を舌で舐めとる。
「!」
ビクッとMZDは身体を震わせ、反応を見せる。
だが、彼は首を横に振ってアゲハの呪縛を自ら解く。
「ぷはっ…お、お、お前…んぁっ!?」
アゲハのキスから逃れられたが、今度は彼女の豊満な胸が
彼の視界を塞ぐように押し付けられた。
むにっとした柔らかさにある弾力と、しっとりとした感触に彼は混乱して
ジタバタ足を動かす。

と、言うか口と鼻を塞がれて息が出来なく苦しくて暴れているのだが。

「あ、いっけない!危うく窒息死させる所だった」
アゲハは慌てて胸を離すと、MZDはゼーハー肩を上下に動かし
ソウジも顔負けな真っ赤な顔で荒く息を繰り返す。
も、もしかしてこれが拷問なんだろうか…?
男としては嬉しいが、ちと強力すぎネーか?
などとぼやけた頭で考え込むMZDだった。
だが、次の瞬間そのぼやけが吹っ飛ぶ光景が目に入ってきた。
今度はスミレが、よりによってMZDのズボンのベルトを外しににかかっていたのだ。
「わーーー!!よせよせ止めねーかっ!!」
だが、MZDの制する声を爽やかに無視し、スミレとアゲハは何かを語っている。
「ねぇー。次どうやるんだっけ?」
「ちょっと待ってー。あ、これこれ」
先ほどスミレが持っていた『本』をめくり、
そのページを見せながらアゲハは次の行動を教える。
何を見て…と、MZDが思った時─

ピキッ

まるで氷にヒビが入るような擬音を鳴らし、その『本』を見て固まった。

MZDがその本を眺めている事に気が付き
「ふふん。驚いて声も出せないみたいね」
バンッ!と開いた状態の本の表紙側を自信満々に突きつけた。
それを見て、MZDはポカンと口を空けて瞬きを数回繰り返すばかりだ。
「なんだって、これに書かれた方法を試せば、例え神だって私のモノに出来るんだから!」
「って言うかスミレ。それ上下逆よ?」
「えっ?あぁっ!」
アゲハに指摘され、慌ててひっくりかえっている本を正しく直し
改めてMZDに突きつけた。
「どぉ〜お?コレを見せられても、平気だって言うのかしら?」
「な、な、おぃ…それ…」
しばらく茫然としていたMZDだったが、喉の奥からようやく声を出す。
だが、軽く混乱しているせいか、いまいちハッキリ出せていない。
「アハハハハハ!!流石の神もコレを見せられてはたまったものじゃ、ないわね!」
左手で腰をささえ、右手を口元へあてて高笑いをするアゲハ。
「フハハハハハ!!」
つられて笑い出すスミレの手元で揺れるその本は―

表紙には18歳ほどの少女二人の写真が載っており
二人とも薄着のワンピースを着飾って腰をかがめて胸を強調させるようなポーズをとっている。
その二人の周りを囲うように書かれた文字には
『この夏注目メイク!』やら
『ドキドキ!初体験白書!』やら…
『今月大特集!!彼を独占させちゃう、丸秘テクニック!』やらと書かれている…

「それ……ティーンズ誌じゃねぇかぁーーー!!」

ちなみに、裏表紙には『恋が成就!ミラクルストーン』と、あおりがつけられた広告であった。

最近のティーンズ誌はメンズ雑誌並に内容が過激になっている。
この手の本の購入層の大体が中〜高校生あたりなのだから、世の中恐ろしくなったものだ。

「ティーンズ誌?何それ?これは男を手玉に取る、究極のバイブルよ」
アゲハが一瞬ポカン、と何も分からない表情を浮かべたが
スミレから雑誌を奪うとエッヘン、と胸を張った。
「そうよ。これで睦月君だって私の手下にしちゃったんだからっ」
アゲハから雑誌を奪い返しながら、そう言うスミレ。
「おかげでサイバーも私の言いなり…よ…ッ」
スミレから雑誌を奪い
「んでもって…次は貴様の番……ッ!」

アゲハから雑誌を奪い
「ちょっと!本渡しなさいよ!」
「嫌よ。神は私の手下にするの」
雑誌を掲げ、腕を組んで言い放つスミレにアゲハは声をあげた。
「何よ!神は私の部下にするんだから!さっさと返しなさいよ!」
バッ!とスミレに飛び掛るアゲハだが、スミレはピンクの髪の毛を翻してそれを避ける。
MZDは私のものだ、いいや私のものだ。などと言い合うその姿は
まるで、同じ男の子を好きになった幼稚園生の女の子同士の喧嘩のようだ。
そんな二人のやりとりを眺めながら、MZDはハァ〜…とため息をついて
ふと、目が合った1匹のアップアップにポソリと呟いた。
「…なんっつーか…アホな光景だな?」
「キュゥ…」
アップアップは『その通りだね』と言いたげに、自分の耳を前に垂らして一言鳴いた。


「ハァッハァッ…こ、ここで争っていても意味が無いわ…
とりあえず、今は神を洗脳させる事が目的よ。
その後どっちに手下にするかはその時決めましょう」
雑誌の表紙側を掴んだスミレがそう言うと
「ハァッハァッ…そ、そうね。まずは神を洗脳させるのが先ね」
雑誌の裏表紙を掴んだアゲハが同意を返すと、二人はMZDの方へと振り返った。
「げ…マジ…?」

引きつった笑顔でMZDが呟くと、二人はゆっくりと彼に歩み寄り、膝を床につける。
スミレがMZDの頬を両手で包み込むと、ニッコリ微笑んだ。
「うふふ…メロメロの骨抜きにしてやるわ」
だが、MZDはケッと息を吐き
「ヘッ…14歳そこらの色気もねーガキに骨抜きどころか髪の毛だって抜けさせられっかよ」
余裕綽々と、言った様子で自分の足を組む。
「なっ…き、貴様にガキ呼ばわりされる覚えはないわッ!!」
色気が無い、と言われたのが気に障ったらしく、スミレは怒鳴った。
が、スミレの右横に膝を付けるアゲハが、彼女の身体を上下ゆっくり眺める。
「あぁー…確かに胸はまっ平らだし、おしりはぺったんこだし…
それで神を洗脳させられるのかしら?」
「ま、まっ平ら言うなぁー!ぐ、軍服の所為でそう見えているだけよ!
本当はちゃんとあるんだから!!」
するといきなり、スミレは自分の着ている軍服の胸のボタンを外し
一気にそれをシャツごと開いて自分の胸を露わにさせた。薄ピンク色の下着が実に女の子らしい。
それをみて、MZDはギョッ!と驚いたがアゲハはう〜ん、と唸っているだけだった。
「でも…やっぱり小さすぎない?」
誰もが見てもナイスバディのアゲハでなくとも、スミレの胸はいささか小さく見える。
どのくらいなのかと、アゲハが腕を伸ばしてスミレの胸に手を当てると、
アゲハの手のほうが余ってしまったくらいだ。

「あっ…って、さ、触るな!って言うか、男を手玉に取るのに
胸の大きさも特に関係ないって書いてあるじゃない」
スミレが雑誌のページをめくって指差し、アゲハに見せる。
どうでもいいが、その胸を閉まってくれないだろうか…目のやり場に困る…
MZDは何度目か分からないため息を吐くと、ガクリとうな垂れた。

「ほら、要するはテクニックだって書いてる」
「でもさー、胸を使うとイイっても書いてあるわ?」
「う…ま、まぁその部分はお前に任せるわ」
女としての武器を使いこなす事の出来ないスミレは、少し凹んだ表情を見せたが
すぐにキッと気持ちを切り替えるとMZDにその瞳の視線をぶつけた。
その鋭い視線に、思わず背筋を伸ばすMZD。
スミレはグッとMZDの顎を掴むと自分の鼻先まで近づけて
「覚悟はいいかしら…?」
そう呟くと、彼の頬に軽く口つけた。
「ッ!」
ピクッと一瞬反応を見せるMZDを確かめると
アゲハは組まれた彼の足を強引にこじ開けて、彼の短パンを外すべくガシリと掴んだ。
「ぎゃっ!止めねーか!アゲハッ!!」
「大丈夫大丈夫。サイバーも同じ事言っていて抵抗していたけど
すぐに大人しくなったから」
そんな事を呟くと、アゲハは一気に短パンを穿いているトランクスごと
彼の膝下までずり下ろした。

「ふぃ〜〜やっとついたぁ〜〜〜」
ドッドッドッドッと振動するバイクに跨った、身体のあちこちに葉っぱやら
木の枝やら、食虫植物やらを巻きつけたいぬ千代が、地図に描かれたアゲハの宇宙船を見つけ
今のように一言ホッと呟いた。
「ほら!着いたよ皆!」
元気ないぬ千代とは逆に、恐怖のツーリングに付き合わされた他の3匹はかなりぐったりしている。
だが、いぬ千代に主人の危機だと言い聞かされて、ようやく動き出した。
「マスター…大丈夫かなぁ〜…まだマスターの匂いが強いからここにいそうだし…」
鼻をヒクヒク動かし、MZDの安否を気遣ういぬ千代は、Kaeruとカタツムリを
パーカーの胸ポケットへと入れて、宇宙船の中へと駆け出しその後をP-catが追いかけた。



「…」
「……」
「………」
下半身をむき出しにされたMZDは、腹が冷えなきゃいいけどなー
あぁ、それよりもケツが風邪引いちまうか…などと何か別な事を考えていなければ
やっていけなかった。ほとんどヤケクソ状態である。
真剣なまなざしで、MZDの下半身を見つめつづるスミレにアゲハに…アップアップたち。
「お前らは見るんじゃねぇッ!!」
一喝すると、アップアップたちはキュゥキュゥ鳴きながらスミレの背後へと隠れる。
二人はというと、特に手出しをするわけでもなく、ただ彼の下半身を睨みつけているだけだった。

何だ何だ。もしかして視姦の一種か、これは。
確かに何も言われずに見つめられているといたたまれないものがある。
が、やがてスミレが口を開いた。

「何かさー…ちがくない?」
するとアゲハも口を開いた。
「うん、何か違う」
「ち…違ぇって何がだよ?」
ヒクッと顔を引きつらせ、MZDが尋ねるとスミレは例の雑誌をめくって
アゲハと相談し始める。
「睦月君のアレは何か先っぽが丸くて割れてたのよね」
「サイバーもそうだったわ。けど神は…あ、この事じゃない?」
とある文字を指差し、アゲハが言うとスミレは頷いた。
「あ、これかー…何々?『中にはまだ 剥 け て い な い 彼もいるから〜…』」

ピシッと、MZDの空気が凍った…

「は、はは、ははは…ま、まぁオレは永遠のピーターパンだしぃ〜?」
などと笑って言ってみるが目が座っている。結構ショックだったようだ。
だが、そんな彼のセリフなど聞こえていないらしく
二人はあーだこーだと相談している。

「えーっと、つまりは…ここに書いてあるとおりにすれば良い訳?」
「でしょうね。スミレ、言うからやってちょうだい」
「了解。で、どうするの?」
白魚のような綺麗な手で、MZDのペニスを包む。
一瞬、うわ…と彼は声をこぼした。
「え〜っと、まずは舌で綺麗にすると共にふやかすんだって」
「ん、こうかしら?」
ピチャッ
「! お、おぃこら!」
スミレはたどたどしくも舌を使って彼のモノを舐めまわす。
時々口に含んだりして先端を執拗にまでに刺激する。
「ん?」
口の中で急に変化を感じてスミレは彼のペニスを口から出す。
粘着性を帯びた唾液が糸を作って、途中でプツリと切れた。
「あ、硬くなったー。へぇ…睦月君のより大きいかも」
口を手の甲で拭きながら、スミレは勃ちあがった彼を指で突っついた。
「触るなボケ!」
「んでもってー、先っぽの皮を両手の親指と人差し指でつまんでー…」
「ふんふん…」
「あ、お、おい!待て待て待て待て待て!!マジ待て!」
嫌な予感がする…と、言うかこの先のことは容易に想像できた。
ジタバタ暴れるMZDの足をアップアップたちが押さえつけ
その足の中心でスミレが彼のペニスの先端を摘んだ。
ヒィ…と、MZDは息を飲んだ時。

「剥く」

ビリッ



「あれっ?」
宇宙船の中で迷っていたいぬ千代が、何かに反応したらしくその耳を揺らした。
「今の…マスターの声?叫び声っぽかったけど…急がなきゃ!」
鋼鉄製の床を蹴り上げ、いぬ千代たちは声のした方向へと急いだ。



「痛でででででででででででで!マッジイテェーーーーーーー!!!!」
「ちょっと暴れないでよ!アップアップたちを蹴っているでしょうが!」
グッと彼の足を押さえつけ、怒鳴るスミレだが
MZDは襲い来るヒリヒリした激痛に喚くばかりだ。
「で?次はなんだっけ?」
首を後ろへ回し、雑誌を持っているアゲハへ次のステップを聞く。
「え〜っと、清潔な蒸しタオルで優しく拭きましょう、だって」
「じゃ、蒸しタオル頂戴」
「無いわよ?」
「えっ!?」
肩をすくめるアゲハと驚くスミレ。
「じゃ、じゃぁ持ってきなさいよ!」
「ハイハーイ。ちょっと待っててね、MZD…」
チュッと彼に向かって投げキッスをすると、アゲハはスタスタと廊下へと出て行った。

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