最終話 「Give me your pain」


『時間が無い…早くしなくちゃ……最短で昇りつめるの 私の居場所は…私が創る どんな手段を使ってでも』

最終審査の5分前、ユキは一点を見つめながら腕をストレッチする。
ざわめくホールの中ではスタッフが慌しく動き回りながら準備をすすめる。
だがユキは完全に集中して自分の世界に入り込み、周囲の雑音を一切耳に入れずに審査が始まるのを冷静に待っていた。

会場ににモエの姿はない。
あの昨夜の陵辱の後、ユキは自分の部屋に戻らず、他の空いていた部屋で朝まで過ごした。
眠ろうとしても様々な懼れが一晩中ユキを覚醒させていた。
いくら動転していたとはいえ、彼女をそのままにしておいたことは失敗だった。
朝になって誰かに見つけられ、彼女に私がしたことを喋られてしまったら……全てがもう終わり。
しかし、朝になると彼女は姿を消してしまっていた。
何処にも姿は見えず、大勢のスタッフがホテル中に居ても彼女と会った者は誰もいなかった。

「よーっす、お疲れーっ」
このオーディションの最高権力者がぶらぶらとホールに入ってくる。 一瞬でスタッフ達の間の空気が変わる。
MZDはユキをサングラス越しにちらっと見て、薄い笑みを口許に浮かべると自分の席につき、悠然と足を組んだ。

「MZD…おはようございます」
スタッフリーダーの犬千代がMZDに近づき、状況を報告する。
おそらくモエが居なくなったことで、この最終審査をどうするかお伺いをたてているのだろう。
「……一人しかいねえ? ふぅん…犬千代……そんなとき俺ならどうすっかわかってんだろ?」
煙草に火を点けながらMZDが静かに告げる。 その一言で場内の空気が緊張を帯びる。
文字通り尻尾を巻いて犬千代が私の前にやってきた。
「えー…時間になりましたので最終審査を始めます…
 現在の参加者はユキさん一人ですが、規則上予定通り審査は行いますので用意をしてください…」
わたしは頷くと立ち上がり、犬千代に自分で選曲したMDを渡すとステージに上った。
最終審査……自分で選んだ曲をMZDの前で全力で歌う。 それで全てが決まる。

「52番、審査よろしくお願いします……曲は、ジュディさんの『LOVE FIRE』…」
すぅ、と息を胸に満たして一気に爆発させるように歌う。
情熱と切なさの交錯するメロディにのせてユキの肢体も激しく動く。

 どしゃぶりの雨の中だって 消えない恋の炎がある
 振り向いて 私はここにいる 激しく熱くこの体 燃え上がれ

 どうして恋すると 切なさで ため息ばかり出るの
 目が覚めても 一日中 頭からもう離れない
 教えてよあなたの中に どれくらい私がいる?
 訊きたい訊けないそんな夜を 繰り返し迎えては・・・

 どしゃぶりの雨の中だって 消えない恋の炎がある

今まで身につけてきたもの全てをこの一曲に籠めた。
カラダを使って、人を陥れて…ここまで昇って来た。
だけどこの一曲は自分の最大の力で歌い上げる。 それが…最後に残った私のプライドだから。

全力を出し切ったユキの荒い息遣いだけが聞こえる。 誰もがユキの迫力に身動きがとれなかった。
「…MZD……ほんとに逸材ですね……」
そう呟いた犬千代の声は震えていた。
「………」
MZDは腕を組んで無言のままユキを見つめる。

その時────ホールの扉が開き、スタッフ達がざわめく。
『…なぜ? ……なぜ、帰ってきたの……?』
開いた扉の向こうにモエが立っていた。
一番驚き、目を大きく見開いたのはユキだった。
まさか…ここで、昨夜のことを全員の前で露呈されてしまう………ユキの頭の中に絶望の二文字が渦巻いた。

モエはいつものジャージ姿に分厚いダッフルコートを羽織り、首から口元にかけてをマフラーやタオルで何重にも巻いていた。
そして、手にしていたスケッチブックを開くとマジックペンで何やら文字を書き出した。
きゅきゅきゅ…『遅くなりまして申し訳ございませんでした』
きゅっ…きゅきゅ『体調を崩してしまったので声を出すことが出来ません、ご無礼をお許しください』
場内の全員がモエのスケッチブックに注目する。

「あ、318番……残念ながら規定で今回は失格です…」
犬千代が本当に残念そうに告げた。
きゅきゅ…『はい、なんもだ でもお願いがあるっしょや』
お願い、という単語にユキの鼓動が早まる。 まさか…わたしのしたことがバラされる…?
きゅ…きゅ…きゅきゅっ
彼女が文字を書いている間、ユキはステージの上からモエを不安げに見つめ続ける。

『一曲だけ歌っていいっしょ?』

ユキの頭で描いていた最悪の展開は、ある意味裏切られた。
しかし、なぜ今更ここで歌う必要があるのか? 失格なのに? 声が出ないのに? どう考えても彼女の行動は理解できなかった。
「え? でも……」
犬千代はどう対処していいか解らず、困った顔をする。
「よし、わーった! すぐに準備してやれ! 318番も準備はOKか?」
MZDが一声発する。 すると身動きが取れず止まっていたホールの中が一斉に動き出す。 それが「神」の影響力なのか。
だが、ユキだけはステージの中心から一歩も動けなかった。
モエが犬千代にMDを渡し、ステージに上がるとゆっくりと首のマフラーやタオルを外しはじめる。
何重にも巻かれた布や毛糸の中から現れた彼女の顔色は少し青く、やつれたようにも見える。
そして彼女はユキに近づき、ニコッと微笑むと手を差し出した。
「あ……マイク……」
身動きの取れないまま、ユキは手にしていたマイクを彼女に渡した。
きゅきゅっ…きゅきゅきゅ…スケッチブックの最後の一枚にモエは文字を書く。

『318番 シンディさんの『Give me your pain』です』
それは第二回ポップンパーティの2次会で人気を博した名曲だが、流れてきたイントロは全く印象が違っていた。
古参スタッフ達がこっそりと囁きあう。
「これって……第三回2次会のフィナーレ曲の-Winter Edition-じゃないか?」
「そんな曲……よく見つけてきたな……」

 心に傷を持つ そんな君だから 新しい風は少し浸みるね
 声に出せなくて 一人きり寂しくて 眩しい空を見上げた

 閉ざしたドアを開けるチャンスは ほんの小さな石ころ

 Give me your pain, I wanna share your pain
 君の全てを見ていたい だから ずっと
 Believe in me, I'm on your side
 動き出そう 笑顔でまた会えるように

 しまい込んだ鍵を開け 一緒に行こう

────驚愕
彼女の口からマイクを通じて出た声は、前日に課題曲を歌った声よりもさらに透明感が増し、ホール全体の壁に染みわたる。
……こんな声はじめて聞いた……その場に居た全員がそう感じていた。
「そ……そんな……か、勝てない……」 そう呟いたユキの声は演奏にかき消された。 
体調不良で歌えないって言っていたのに……でも、昨夜の彼女の様子から嘘をついているわけじゃない……。
もしかして…直前まで温存してた……? あのタオルやマフラーで喉を温め、何処かに身を隠してじっとして……。
でも………なぜ?

 大切なものほど 手のひらからこぼれてく うまくいかないことってあるよね
 でも考えてみて 虹が綺麗なのは 一瞬だけのきらめき

 泣き出しそうな空を支えて 「負けない」ってつぶやいて

 Give me your pain, I wanna receive your rain
 振り返る昨日遠すぎて だけど だから
 Believe in you, just stay as you are
 チャンスはいつも ほら 君の前にあるよ
 その小石蹴飛ばして はじめの一歩


モエはじっとユキの顔を見つめながら歌う。
その表情は明るく、何も迷いもない。 まるで彼女に責めること、許すことなど何も無いかのように……。

『ユキちゃ…? なしてもっとはやく話してくれなかったんべさ?
 …ユキちゃも…つらい事たくさんあったんしょ? だから自分で自分さいじめてるっしょ?
 お願いだから…自分さ嫌いにならないで……わたしが大好きなこの歌…ユキちゃにあげるから…
 わたし、ユキちゃに会えてよかった ほんの何日かだけど、すごく楽しかった!
 だからユキちゃもこれからはたくさん楽しんで! したっけTVみて応援すっから!
 あなたなら…できるよ お願いだから……』

モエの歌声にこめられた伝言がユキに届いた。
……驚いた…モエがそんなこと考えていたなんて……
わたしのこと…憎んでいると思ったのに……
あれ? わたし……どこからこんなに涙が出てくるの……?

 涙滲んだ 冷たい夜の青 心照らした 茜色
 色を重ねて 虹が出来るなら 想い重ね 君を空に彩るよ

 Give me your pain, I wanna receive your rain
 君の全てを信じてる きっと ずっと
 Believe in you, just stay as you are
 その笑顔が見たいから ここにいるよ

 Give me your pain, I wanna share your pain
 君の全てを見ていたい だから ずっと
 Believe in me, I'm on your side
 動き出そう 笑顔でまた会えるように

 抜けるような青い空 風を抱いて
 しまい込んだ鍵を開け 一緒に…


モエがマイクを置くと同時にホールが静まり返る。 誰も声を発せないどころか吐息の音すら立てられなくなっている。

「……結果発表すっか」
静寂を破るようにMZDは立ち上がった。 一斉に全員が彼に注目をする

「今回の新人ポッパーオーディション……合格は318番のモエっ! これで決まりだ」

その一言でホールが何ともいえない戸惑った雰囲気になる。
ステージ上のユキもモエもただ口をあけたまま、耳に飛び込んだ言葉が理解できなかった。
「え…MZD! しかし規定では……318番は失格ですっ!!」
会場から立ち去ろうとするMZDを犬千代が慌てて引きとめる。
しかし、そんな犬千代を押しのけてMZDの襟を掴む手があった。

「……どういうことっ!? 約束がちがうわっ!!」
その手は怒りに震えるユキの手だった。 MZDは表情を一つも変えずに襟を掴むユキの顔をみる。
殴りかからんばかりに詰め寄るユキをスタッフ全員が止めようと駆け寄る。
「や…やめれっ! ユキちゃ……ごほっ!」
ユキを制止しようと大きな声を出したモエは胸を押さえてしゃがみこんだ。
モエの喉はさっきの歌で炎症が一層ひどくなっているはずであった。 下手をしたらそのまま潰れる危険性がある。
「お前らなにをしている、先に318番を病院へ連れて行け」
ゆっくりと、しかし有無を言わせない声でMZDが指示をだす。
そして速やかに何人かのスタッフがモエを抱えるようにしてホールから出そうとした。
「いやあっ! 離して…っ! MZD…わたし、失格しょ!? ユキちゃ…! ……」
ユキを心配するモエの声が響く。 ユキはモエの方を一瞬見た。
しかし、ユキへ駆け寄ろうとするモエは数人がかりで無理矢理に抑えつけられ、会場から連れていかれてしまった。

「MZD…! よくも…騙したのね…!?」
モエの心配は届かず、ユキの治まらない怒りは目の前の男に向けられていた。
「……まぁ、ちょいと場所かえよか…?」
MZDはニッと口元で笑うと軽い音をたてて指を鳴らした。

「ふぅ…なんとか行ってくれましたね……」
犬千代はモエが連れて行かれた扉が閉じるのを見て、MZDの方に振り向きながら呟いた。
「……あれ? MZD……?」
そこにさっきまで居た二人の姿は忽然と消えていた。 床にユキのレオタードだけを残して。


────────────────
………はっ!
ユキは一瞬、周りの空間が歪んだように感じ、軽いめまいを起こした。
なぜか、自分が地についたいないような浮遊感。 そして不安を感じさせる肌寒さ………。
何かに押さえつけられているように手足が自由に動かせない。
視界が徐々に元に戻ると、そこはホールではなく薄暗いホテルの客室だった。
横たわっているのか、天井をじっと見ている。 しかし、その天井は……あまりにも低く感じた。
「なに……? なんなの?」

「……よぉ、落ち着いたか?」

足側から声が聞こえた。 ユキは必死で首を上げて声の方を見る。
「え……MZD……?」
そこにはMZDがズボンのポケットに手を入れたまま立って……いや、浮き上がっていた。
だんだんと薄暗さに目が慣れていく。 だがユキは自分の置かれている不可思議な状況を理解することができなかった。
彼女は全裸のまま宙に浮かされ、金縛りのように身動きが取れなくなっていたのだ。
「な……なにこれ…?」


ふわ……とMZDはユキの足元にまで浮遊してくる。
「ここは俺の部屋さ? ここなら誰も邪魔はこない……」
ニヤッと笑ってMZDは囁く。
「降ろしてっ! どうなってるの!?」
ユキは完全に混乱して声の限り叫ぶ。
「…うるせえな……ほれ」
眉間に皺を寄せながら彼は両手の人差し指を一本ずつユキの足の裏にあてた。
そして、ゆっくりとまるでオーケストラの指揮を執るように腕を左右にひろげる。
するとユキも意思とは関係なく見えない力で左右に開脚していく。
「え…!? そんな……?」
次に指を軽やかに上にあげるとユキの膝は折り曲げられ完全に開脚し、秘所を隠すことはできなくなっていた。
「さすが身体やわらかいな、中まで全部丸見えだぜ?」
「い……いやああああああぁぁぁっ!!!」
不安定な状態と全てを晒された羞恥とでユキは再度、叫んだ。

「なぜ俺が…神とか…悪魔とか呼ばれてるかわかったかい?」
MZDは手を伸ばすとユキの淫裂にそって指でなぞると、彼女の体はびくっと震える。
「あ…ひ…っ……」
「夕べのファミレスのテーブル…偶然あんなふうに吹き飛ぶと思うか?」
親指で淫裂を左右に割り開くと、にちゃ、と音をたてて性器の内部がさらけ出された。
「い……いや……」
怯えた目でユキは部屋を見渡し、そして気づいた。
部屋全体に彼の足元から伸びる影が広がっている。
空中に浮かんだ体は、あらゆる方向から伸びた影が絡みつくように固定している。
「気づいたか? 俺の影に……」
親指でぐっと持ち上げて、包皮に覆われた陰核をむき出しにした。
その既に真っ赤に充血し、弾力をもった陰核をMZDは咥えるように唇をつけた。
「ん……っ ちゅぷっ…」
「ぁ…はぁあうっ!!」
一番敏感な箇所を襲った冷たい刺激に思わずユキの背中が反り返る。
「脈拍、血圧、体温、体液の分泌量……手に取るようにわかるぜ……」
舌先で陰核をはじく。
「あ……あ……あぁ……あ……」
ユキは目を固く閉じていた。 快楽を感じる余裕もなく彼女は怯えきっていた。
「……俺が…お前を選ばなかった理由わかるか?」

「え……? それは…ぅあっ!」
ユキが何か言おうとするとMZDは奥深くまで舌を突き入れる。
「…んっ……モエの歌を聴いた時、お前は負けを認めた…違うか?」
「違う……認めてなんかない……あんなやつ…あんなやつ……ぅう…」
思い出すと悔しさで涙が出てくる。 しかし拭うための手は動かせない。
「……アイドルの才能…と考えれば、あいつは天才だ…だがな、それはただ可愛いとか歌が上手いとかじゃない……」
ユキの性器を弄びながらMZDはゆっくりと語りだした。
「あいつの表情や声に……人を惹きつける目に見えない魅力があるからだ……」
「はぁ…目に……みえない……はぁ…魅力……? 」
MZDの愛撫に翻弄されながらもユキはその言葉をすべて聞き逃さなかった。
「おまえだって…知らないうちにあいつにのめり込んでいたから、あれだけの実力が出せたんじゃねえのか?」
ユキの目が大きく見開かれ、プライドが大声を出させる。
「…まさか…! ……わたしだって努力したっ! あんなやつの何倍も! 全てを捨てて…」
「…この世界…人を蹴落としてまで成り上がろうって気持ちも大切だ…だが、それよりも大事なものは『華』ってやつだ……」
「『華』……?」
「ああ、人を魅了する力だ……頂点ってのは掴み取るもんじゃない、ファンやスタッフ…関わった全てのやつらから応援された結果に手に入るモノさ」
「……う……ぅ……」
ユキの体から力がぬけていく。 そしてMZDはユキの太ももを肩に担ぐとさらに顔を股間に埋めて舌を駆使した。
「あはぁ…っ! いやぁ…あぁ……だめ……ぁあっ…!!」

身をよじってユキは抵抗したが、MZDは容赦なく陰核に歯を突きたてる。
「う…ぅああああっ!!」
ユキの体がびくんと大きく跳ねて、ひゅくっひゅくっと小刻みに痙攣する。
そして彼女の全身は浮いたまま脱力して、ぐったりとした。
MZDは愛液にまみれた口を手の甲で拭うと静かに告げた。
「お前は……まだトップになんかなれないよ……」

二人の体はふわりとベッドに降りる。
MZDは服を全て脱ぎ、身につけているのはサングラスのみとなった。
放心したまま横たわるユキに近づき、既に硬直した陰茎を顔に押し当てる。
「あ……ぅ……」
男性性器独特の匂いが鼻腔をつく。 ぼうっとした目でユキは神の肉茎を見た。
「さぁて……今度は俺の番だぜ?」
「いや……いや……ぁ」
ユキは力なく首を振って逃れようとする。
「…お前……まだ自分の状況わかってねえのな……」
MZDの言葉遣いに氷の様な冷たさが宿る。
こんな力を持っているやつに逆らったら……ユキは意を決したように神の足元へ這い寄った。
「手はつかうんじゃねえぞ」
上を向いてそそり立つ性器に舌を伸ばしてしゃぶりつく。

「んぁ……んっ…んっ…んふっ……」 
首の動きと口だけでMZD自身を愛撫する。
しかし、彼の影に体の自由を奪われたままの彼女の動きは自然とぎこちないものとなっていた。
「ほんと下手だな…おまえは」
「んは……ご…ごめんなさい……きゃぁ!」
影がゆらりと動いて彼女を仰向けに転がし、神はその上に腰を落とした。
「う……」
顔を上げると目の前にMZDの鈴口が正面に見える。
「こんなこと、したことあるか?」
ユキの胸のふくらみに肉茎を挟み込むと両手で寄せ、前後にこすり付ける。
ふわっとやわらかい場所に熱い肉茎が包み込まれる。
「いっ……んあっ……したこと……ありません…っ!」
みるみるうちにユキの顔が切なげに屈辱にゆがんできた。
「ん……これは…なかなか……」
動きは徐々に速度を上げ、谷間を流れる汗がMZD自身を滑らせ、速度が上がる。
「ふぅ……くぁ……最高だぜ……さあ…ぶっかけてやる……うっ!」
そして…そのままMZDはのぼりつめ、ユキは激しく噴出するそれを顔中で受け止めた。
「あぁっ! いやぁあっ!!  はぁ…はぁ…もう……ゆるして……」
しかし、神はその声を聞き入れず、影をつかってユキを裏返した。
「え…? おねがい……やめて……」

そのまま尻を持ち上げると、ユキの秘部はすべて神の目に晒された。
一度射精を遂げても治まっていないMZDの肉茎がこじあけるようにユキに侵入を始める。
「い…っ! いたぁあぃっ!!」
一度目の頂点から時間が経ち、充分に濡れていないユキの淫裂は滑らかに神を受け入れることができない。
しかし、MZDは一度噴出させた白濁のぬめりで奥まで捻じ込む。
「どうだ……はいったぞ……」
そして影が彼女の両腕や両足、身体全体に絡みつき、無理矢理全身を揺すらせて激しく突き動かした。
「いやぁっ! いやあぁぁっ!!」
ユキの顔が苦痛でゆがむ。 耐え切れないように首を振ると汗と涙の雫がまわりに飛び散る。
MZDはユキの腰をしっかりと掴むと、叩きつけるように腰の動きを強めた。

その時、MZDの部屋の外ではモエがドアノブに手をかけて中へ入ろうとしていた。
「MZD…いるべさ?」
さっきからノックをしても返事がない。 鍵はかかっていないようだ。
意を決して彼女は部屋の中に入っていった。居なかったら帰ってくるまで待つつもりであった。
それに病院を脱け出したことがバレても、まさかMZDの部屋にいるとは誰も思わないだろうと考えた。
どうしても彼女はMZDに今回の結果の辞退を伝えたかった。
聞き入れられないとしても、ユキにもう一度チャンスを与えてくれるように頼むつもりだった。

奥のベッドルームに人の気配がする。 モエはそっと音をたてないように扉を開いた。
「MZ……っ!!」
彼女の目の前で繰り広げられていたのは……MZDとユキが激しく絡み合う様子であった。
「ユ…ユキちゃ……」
両手で口を押さえたが思わず声が出てしまう。
「ん…?」
腰の動きは休めず、MZDが声の方に向く。
「………気のせいか」
誰も居ないことを確認し、一言だけ呟くとMZDはユキを犯すことに専念した。


「……はぁ……はぁ……」
ベッドルームに設備されたウォークインクローゼットの中でモエは息を整える。
「どうやら……バレなかったみたいだべさ……でも……これからどうすればいいっしょや……」
湿気逃がしの木枠の隙間から外の様子を覗く。
「でも…ユキちゃと……MZDが……」
モエはごくんと唾を飲み込むと息を殺して二人の行為を見続けた。
見てはいけないと思いながらも目が離せない。
ユキの切ない声が聞こえてくるたびに股間が熱くなっていく。
「…なんかぁ……変な気…いずい……」

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