一京×チヨコ


薄暗い部屋の中、二人は布団の上で正座して向き合っていた。

「チヨコ」
「な、何です!?」
名を呼ばれたチヨコはイッケイに顔を向け、お互いが見つめ合う。
「私はお前の全てが欲しい。それを……求めてもいいか?」
「……はい」
耳の聞こえないイッケイにも伝えるように、チヨコはこくりと頷いた。
「だけど無理はするな。痛かったらちゃんと言うんだぞ。
まあ一応、なるべく優しくするつもりだが……」
照れ臭そうに、イッケイは頭を掻く。
チヨコは顔を赤らめてまた頷いた。

イッケイの顔が近付き、チヨコはぎゅっと目を閉じる。
目を閉じた暗闇の中で、唇に何か温かいものが触れるのを鮮明に感じた。
(あ……)
触れるだけだが、それすら初めてなチヨコには十分すぎた。
(好きな人に触れられる事が、こんなにも恥ずかしいのに嬉しいなんて……)

口付けをしながらイッケイの手がチヨコの頭に触れる。
チヨコの頭に巻いてある布をほどき、器用に髪止めを外す。
そしてほどかれた長い髪を指で梳いて愛でていった。
「んっ……」
髪を梳く僅かな感触にもチヨコは反応していた。
イッケイは唇を離し、チヨコをゆっくりと布団に押し倒した。

「あっ」
 夢から覚めるように目を開き、自分の上へと覆い被さるイッケイを見た。
チヨコはこれからの事を考えて心臓が破裂しそうな程に鼓動を早めていった。

もう一度イッケイは唇を重ねる。
しかし今度は舌を伸ばし、それをチヨコの口内へと侵入させる。
「……っ!」
突然自分の口内に入り込む異物の感触にチヨコは目を開いて驚いた。
そして、その異物が何なのかと気付いた途端に恥ずかしさのあまりイッケイから離れようとした。
しかしイッケイは逃がすまいとチヨコの体を組み倒して、角度を変えつつ深く唇を重ねた。
「んっ……ぅん!」
チヨコの口端からどちらかの唾液が溢れ、初めての感触に戸惑い声が耐えきれなく出てしまう。

「んっ、ふぅ……ぅ」
ようやく唇が解放された時にはチヨコは脳髄までもが麻痺したように痺れて、
力なくぐったりとしていた。

イッケイはそのままチヨコの纏っている着物の帯を外して前を開いた。
見えたのはまだ未発達で細く、女性とはいえないような、どちらかというと
中性的な体型だった。
それでも黒い肌がしっとりと汗ばみ、仄かに赤く染まってるのがたまらなく
扇情的だった。
(綺麗だな……)
イッケイは素直にそう思った。

着物を脱がし、チヨコの裸体をもう少し堪能して、指でそっと僅かに
膨らんでいる胸を触る。
「……ぁ!」
マッサージをするように、掌で胸を下から上へ撫で回す。
「ゃ、やぁ……!」

そうしているとチヨコの色の薄い乳首がぷっくりと膨らんでいき、
今度はそれを軽く摘む。
「ぁっ……だ、駄目ぇ!」
度重なる刺激の強さに耐えきれないのか、チヨコはイッケイの着物を掴んで
嫌々と首を振る。

しかしイッケイは行為を更に続けた。

胸の愛撫をそのままにして、チヨコの首に唇を当てた。
「……ぅっ」
首筋をなぞるように舌を這わせて上へ昇る。
びくびくと震えているチヨコの体が、耳に舌を這わせた途端に大きく跳ねた。
「ああっ!」
「ん……ここが感じるのか?」
イッケイの舌がチヨコの耳を愛でる。
付け根の部分や耳の裏まで舐め、耳たぶを軽く噛んだ。
「んっ……や……あっ、あぁん!」
胸と耳への刺激に、チヨコの体が電流を流しているように震えていく。
身をよじらせて悶える姿にイッケイも段々と興奮していった。

暫くの間チヨコの胸をいじっていたイッケイの手は、そのまま腹を伝い
下腹部へ降りていき、まだ産毛すら生えていない秘部に触れようとした。

「……!」
その行動に、チヨコは反射的に足を閉じようとする。
しかしイッケイの手はそれより早く、するりと秘部へと滑らせた。
「ひっ……!」
くちゅ、と濡れた音がする。
イッケイの指がチヨコのまだ開ききっていない所をゆっくりとほぐし、
指を少しずつ侵入させていく。
「あっ!だ、駄目……そんな、そんな所!」
まだ自分でも触れた事がない場所をイッケイに触られているという事が
チヨコに恥ずかしさと快楽を与えていく。

「あ、あっ……くぅっ……ぅ」
チヨコはもう耐えれずに、まるで母親に泣き付き甘える赤ん坊のように
イッケイにすがりつき、泣いて喘ぐ事しかできなくなっていた。

暫くチヨコの秘部をほぐすように動いていた指が一本、内部へと侵入しようと
指の先端が入り口に向かう。
そうして膣内へと侵入しようとした。

「っ……くぅ!!」
「!」
しかし中はとても狭く、指の侵入すらチヨコには苦痛でしかなかった。
しまったと、イッケイはすぐに指を抜いた。
「すまない……痛かったな」
「ん……あ、いえ……」
大丈夫と伝えるように、チヨコは震えながら首を振る。
「すまんな……私も急いでしまった。
もっとチヨコを気持良くさせなければな」
そう言ってイッケイは、チヨコに悪戯っぽく笑う。
「……え?」

チヨコがイッケイの言葉に戸惑ってる内に目の前のイッケイの姿が見えなくなった。
「え、えぇ?」

少し顔を起こして見ると、イッケイはチヨコの足元に座って、チヨコの足首を
掴み広げた。
「え!?あ、あの……あ、や、やめ……!」
太股を押し広げて、先程いじっていた秘部がイッケイの前に晒される。
イッケイはそこに顔を埋めて口付けた。

「……!!い、嫌!汚いから駄目!駄目だぁ!」
流石に驚いて恥ずかしくなったチヨコは、
何とかイッケイをそこから離そうと手を伸ばしてイッケイの頭を掴むが
びくとも動かずにイッケイのされるがままになっていた。
溢れ出る愛液と、イッケイの唾液が、秘部を濡らして尻の方まで
液を垂れ流していく。
「ゃ……あっ、あぁん!」
今度は膨らみ始めた肉芽に舌を当て、擦るように舐めるとチヨコはびくん、と
腰を震わせた。
強烈な刺激にチヨコの腰は震え、逃げるようにくねらせるが、イッケイは
しっかりとチヨコの足を固定させて逃げられないようにしていた。
「あっああ……はぁっ……ああ!」

逃げる事も許されずに敏感な部分を攻められ続け、チヨコは強く布団を
握り締めながら涙を流し、喘ぐ事しかできなかった。

「……け……いっけぇ……」
やがてチヨコは何も考えれなくなり、ただ愛しい人の名を呼び続けていた。
「チヨコ……?」
(私の名を呼んでいるのか……?)
自分の唾液とチヨコの愛液で濡れた口まわりを手の甲で拭り、
イッケイは起き上がった。
それを見たチヨコは起き上がれない体で必死にイッケイに向かって
手を伸ばす。
「ああ……」
そんなチヨコの姿を愛しく思い、イッケイはチヨコの手を取り
優しく抱き締めた。

伸ばされたチヨコの手はイッケイの背に回り、すがりつくように
法衣をぎゅっと握る。

イッケイは片手で自分の帯を外し、前を開く。
そこからは意外にも逞しく、引き締まった肉体が見えてチヨコは思わず
その体に目を奪われる。
(私よりも白い肌なのに……)
自分とは違う男の体。
そのイッケイの体に触れたくてチヨコは胸板の方に手を伸ばし、そっと触れた。
(温かい……)
イッケイの温もりを感じているその手を、イッケイは優しく自分の手を重ねた。

「あ!」
はっと気付き、チヨコは自分のした事に顔から湯気が出そうな程顔を赤くして
イッケイを見る。
「チヨコ……」
「……!」
手を握り、自分を真っ直ぐに見つめるイッケイの意図を感じ取ってチヨコは
少し息を飲んでゆっくりと頷いた。
チヨコが自分を受け入れる覚悟を決めてくれた事に嬉しく、イッケイは唇を
重ねては瞼や額、頬にも口付けをし、チヨコもそれに甘い声を出す。
「ぅん……」
そしてお互いの肌を重ね、チヨコの足を開いていく。
先程の愛撫で十分に湿った場所に自身を当て、ゆっくりと膣内へ挿入させて
いった。
「うっ……!」
貫かれようとする痛みに、チヨコは声を押し殺して耐える。
眉間に皺を寄せて体を震わせるが、足は閉じなかった。
「痛むか?辛かったらやめるぞ」
身を案じ、イッケイの手がチヨコの頬に触れる。
それに少し安心したのか、チヨコは首を振りイッケイを抱き寄せる。
「チヨコ……」
「ん……」

首に手を回し、しがみつくチヨコをそのままにして、イッケイは行為を続けた。
「くぅ……っ」
ゆっくりと腰を動かして挿入させていく。
流石にまだきついが、先程と比べると大分負担も軽くなって入れやすくなって
いた。
「はぁ……っはぁ……」

「行くぞ……」
そう言って、一気に奥へ貫く。
「あ、あああぁ!!」
チヨコの体が弓のように反り、激しく痙攣させた。

突かれている衝撃で涙が溢れ、止まらないのをイッケイは舌で受け止める。
涙を舐め取り、頬をなぞっていく。
「んっ……ぅうん」
少しでも痛みを和らげようと、ゆっくりと抜き挿しを繰り返しつつも、
しがみつくチヨコの背中を摩ってみたり頭を撫でたりする。

「あぁ……ん……」
そうしていると、段々チヨコの表情が苦痛で歪んでいたのが、赤く色付き
快楽をも得ているものへと変化していく。

膣内からも再び愛液が溢れ出し、それが侵入を容易にさせて腰の律動も早めていった。
「あっあっ、あぁ!」
イッケイの物が内部を擦り、突き上げていく。その行為を繰り返されて、
チヨコはもう恥じらう事も何もかも忘れて喘ぎ続けた。

「はぁ……ぁ、あああっ!」
限界が近いのか、チヨコは腰を浮かして震え始めた。膣内もきつく収縮し出して、
肉壁がイッケイのを締め付ける。

(そろそろ、か……)
「あぁ…はぁ!……ぃ、いっけぃ……いっけぇ……!」
「チヨコ……!」
イッケイのが奥まで貫いた瞬間、白濁した欲望が吐き出された。
「ぁ……!」
内部で放出される感触に、チヨコは小さな体を震わせながらそれを受け止める。

「はぁ……はぁ……」
暫く、部屋の中にはお互いの荒い呼吸の音しか聞こえなかった。

やがてチヨコの小さな寝息がしだしたのは、それから間もない頃だった。


それから

真夜中の海岸、チヨコはそこを歩くのが好きだった。
昔、寝つけない時に姉と一緒に歩いていた記憶があるからだ。
しかし今はイッケイの背におぶさり、歩かせている。
チヨコの思い出話を聞き、おぶって散歩がしたいと言い出したのはイッケイの
方だった。
チヨコは恥ずかしい!とか、誰かに見られたら困る!と頑に拒否したが
イッケイは「何を言ってるかわからないな」ととぼけて、チヨコは軽々と
運ばれて来てしまった。

「大丈夫、こんな時間なら誰もいないさ。それに無理させてしまいチヨコを
歩かせなくしたのは私だから……がっ!」
チヨコはこれ以上恥ずかしい事を喋らせないようにイッケイのこめかみに
思いきり拳を当てた。
「……ともかく、今夜は良い明月だ。チヨコも見てみるといい」
「……ん」
チヨコも顔を上げてイッケイと同じ景色を見る。
月光で海や砂浜が朧げに白く照らされている。

チヨコにとっては何度も見た風景のはずなのだが、今日はそれが何故かとても
新鮮に見えた。
(きっと、彼におぶられてるからだ……)
理由はそれだけではないと思うが、あまり深く考えるとまた恥ずかしくなって
くるのでやめる。
取り合えず今がとても幸せで、最初に口付けされた時の嬉しさと恥ずかしさも
まだ続いている。

それがこのままずっと続いてほしいと願い、チヨコはイッケイを後ろから抱き締めた。

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